2008年8月17日日曜日

マイレコーディングの歴史?

久しぶりのブログ、ここんとこ体調不良でいかんともしがたい。

そんな中押入れを整理していたら懐かしいのがずらずらど出てきたので
アップしてみた。というのはSound&Recording Magazineという雑誌
の山、創刊は昭和57年、Photoは創刊2号、喜多郎のインタビューが
載っている。

今でも続いているこの雑誌、最近ちょっと又読むようになったがずいぶん
分厚くなってる。この雑誌は呼んで字のごとく音楽のレコーディングにつ
いてを書いてあるんだがなかなかプロフェッショナルな部分も多くちょと
ちょいアマには難しい内容だけどこれが今でも続いてるって事はそれだ
けアマもレコーディングのレベルが上がってしかも広がっているんだろう
なー

その証拠にリサイクルショップの例の○○オフに行くとジャンクに結構4
trのカセットレコーダーが並んでいる。この田舎にこんだけ出てるって
ことはそれなりにこの4trMTRってのは一世を風靡したんだなー

ってんで自分のレコーディングの変遷ってのをちょっと書いてみた。
次のPhotoはロクハンという単発の雑誌なんだがこれが又残って
いた。表紙をめくると大滝詠一のスタジオが載っている。

これを買った頃はたしかまだラジカセしか持たずプロはこうして
やってるのかなーとかあと次のPhotoのSONYのポータブル
ステレオカセットデッキのデンスケが売れてた頃、友達が持って
ていやーかっこえー、と憧れたもんだ。

やっとSONYのカセットデッキを買ってステレオ録音ってのを体験
今までのラジカセとは段ちの音質にびっくりしたものだ。当時は
レンタルはレコードでよく借りてきて録音したものだ。

友人とはカセットテープの種類でクロムはノイズが少ないだのいや
メタルテープってのが出たぞだの談義したものだった。

マイレコーディングといえば友人が二人だけのLIVEをやろうと言い
これが本格的レコーディング?への試行錯誤に突入なのである。

このレコーディング、まあお遊びといえばお遊びなんだがこれが
やってみるとなかなか面白く、友人がエコー(小さいスプリング
リバーブ内臓)のコンデンサーマイクを持っていてこれが面白い

その後ミキサーの存在を知る。それまでステレオ録音ってマイク
2本でLR立ててその雰囲気を録るってのしか知らなかったので
ミキサーってのが欲しくなったがいやーこの頃はアマといえばソニー
くらいでしかも高い、

当然無理と思っていたら次のPhotoのエフェクター自作&操作術
なる本を発見、ミキサーの仕組みやらあとリバーブの自作の記事
などもある。ちょっとしたラジオとか組み立てたりしていたこともあり
この本には夢中になってしまった。ただなかなか難しくてうまく完成
させたのはほとんど無い。

それでも次のPhotoのエフェクター入門という本のなかにあった
トレブスター(今で言うバッファーアンプ)とコンプレッサーは健在
でこの二つは持っていたストラトキャスタータイプのエレキに通す
と高域がカチッと決まってテレキャスターを引いてる気分、これに
コンプを通すとぐーっとマイルドになって今でもこの音はお気に入
りなのである。

あと凝ってしまったのがミキサーとリバーブ、ミキサーは加算回路
も知らず繋げばいいだろうなんてやってみたら真ん中が決まらない
なんのことはない抵抗を入れてないのだ、その後エスカレートして
RC4558Dというオペアンプを使った回路とかいろいろやったが
結局マイクアンプだけは駄目で市販のユニエル電子なるところの
マイクアンプユニットを使った、マイクアンプで問題だったのが
ゲインを稼ぐとどうしてもノイズが気になって仕方が無い。

当時ヤマハの4Chのミキサーを買った友人がいたので借りたが
マイクは同じ結果、やっぱ4558を使っていたようだ。当時これは
かなり評判のオペアンプだったのだが、ユニエル電子のユニット
はそれほど高域が伸びないがまとまりのいい音でノイズも少な
かった。日立のオペアンプだったらしい。

同じくリバーブにも凝ってしまい、ジャンクのスプリングリバーブ
を使って自作、こちらも同じく友人がローランドのスプリングリバ
ーブを買ったのだが借りて使ってみるとどうもスプリング特有の
ボアーンというスプリングくささが気になって使えん。

どうしたらと試行錯誤の結果例のエフェクター操作術でローカッ
トフィルターの回路がありこれをつかうと低域のぼわーんが解消
これプラスまたまたユニエル電子のユニットでBBDディレイ、これ
が又なかなか400m/sくらいだったかな、

その後プリディレイなるスタジオご用達のテクを知りおーこれじゃ
これじゃと使いまくった思い出がある。というわけで後はミキサー
アナログディレイ、スプリングリバーブ&カセットデッキ二台で
ピンポン、というシステムが完成した。

この頃4chMTRが出てきた。TASCAMの144ってのが有名だ
った。フォステクスも参戦して面白くなった。これまた友人がアカ
イの4trを買ったのでマタマタ借りた(市販品は借りてばっか)
やってみたらあんまり音質が良くない。結局カセットデッキ2台
でピンポン、高域をイコライジングしてやれば結構これで重ねて
も聞けたんだよなー

本と当時はこのあたりに熱中していた。寝る暇もおしんでって
感じだったなー、サウンド&レコーディングは創刊から2年間
くらいはよく読んでいたが後は惰性で買ってて出てきたのは
1990年まで買っていたがほとんど読んでない。ぱらぱらと
めくると創刊は4trMTR特集、最後のほうはデジタル録音が
プロは浸透し始めた頃で、あったようだ、時代はCDになり
それでもまだ4trMTRの広告があったりしてこの4tr時代って
随分長かったんだなーと思った次第。

今やデジタル全盛期、当時ではプロの設備が整ったところ
以上にクリアーにレコーディングが出来る。しかし当時一生
懸命コピーして手弾きでやった喜多郎の曲を数年前再度
やったのだが友人いわく、前のがいい、うーんMUSICは
どんなに進歩してもやっぱハートかなー?








Ibanez  AE325-LGS