2011年3月30日水曜日

震災その後

東日本大震災から20日ほど過ぎた、報道一色だったテレビはレギュラー番組がだいぶ復活し、ACこと公共広告機構もだいぶ減ってきた。それにしても今年はなかなか暖かくならない、とはいえ桜はしっかり平年どおり咲き出した。もう五分咲きくらいか、咲き出すと意外とあっという間に咲いてしまう。


今回襲った大津波、これって海の上では様子が随分違う、ユーチューブに巡視船から捕らえた大津波が出ていた「10mはあるなー」「くるぞー、くるぞー、つかまれー」と船首を津波方向へ、乗り上げた後「オーッ」と一声、海の上では船首を津波方向に向けてさえいればなんとか乗り切れるものらしい、裏を返せば海の上では津波はわかりにくいものでもあるようだ、地震の2日目か3日目、どこからかの航空機が海上で津波が来ていると言う報道があり、気象庁はそういう地震は起っていないといい、混乱したときがあった。


気象庁のホームページで見たら津波情報は地震の発生からこれまでのデーターベースに照らし合わせたコンピューターで解析して出すそうだ、とにかく津波の全貌は海岸に近づかないとわからないようだ、今回も海岸に白波を立てて近づく大津波を空から捉えたものがあったが陸地に近づくと海底が浅くなり砕けつつある状態になるとああいう白波が立った状態になるようだ、他にも映像からはそういう形にならず、ぐわーっと海面が盛り上がってくる感じのが多かったように思う、とにかく今回は昼間と言うこともあり津波が押し寄せてきた映像がいっぱいあった。よく岸に近づくともっと高くなるというが三陸のリアス式海岸、こういう奥が狭くなっているところが中央に波が寄ってきて10mが20mに、など一気に高くなるようだ。


そして福島原発、前にも書いたように暴走しだすと手に負えない、水を注入すると圧が上がり蒸気を逃がさなければいけないしかしそれには放射線が含まれる、タービン室に溜まった水に高濃度の放射能が…、そして今日はその外にあるトンネル状の部分にも大量の放射能を浴びた水が溜まっているのがわかった、しかし注水を止めるわけには行かない、


あちらが立てばこちらが立たず状態が続いている、なんといっても放射能濃度が高くて近づけないとうのが悔しいところ、収束にはまだまだかなりかかるだろう、

そして計画停電、原発で30%の電力をまかなっているという、今後もその比率は上がっていく予定だったのだろうが、電気が足りない、真っ暗な夜が来る、電灯もテレビも映らない、パソコンもノートで充電でもしてなければ使えない、マンションなどは水もポンプが動かないと断水だ、かつて台風などで一日くらい停電したことはあったが、最近は停電しても随分と復帰するのが早くなったし、こういうのが毎日続くとなると…、寝るしかないか?


被災地の避難生活、体育館とかに大勢の人が避難している。自分の場合どうだろう、大量消費時代に育った自分には当たり前が当たり前にならなくなったとき、まっさきにダウンしそうな気がする。


原発がこうなったと言うことは今後のエネルギー問題がより深刻にしかも早まったということだ、ここ九州でも玄海原発と川内原発があるが玄海原発は今点検中だったが点検を終えて夏に向かって始動開始のところ急遽取りやめたと言う、(どうもこのまま夏場も動かないらしいということで九州でも計画停電が夏場は発生するかもという)さらに川内原発は増設計画があったらしいがさっそく地元では原発増設反対が旗揚げとなった。


新聞のコラム欄、読んでみると東京の今、薄暗い照明、普段ならやってる店が早々にシャッターを下ろしている、外に出れば目に見えぬ放射能の不安に駆られる。イベントは中止されテーマパークは閉鎖状態、3月10日までは全く予想をしなかった首都、東京の今だ、

千年に一度の未曾有の災害、(千年に一度、千年に一度…なんか聞いたなこのせりふ、いよいよ千年女王(ラーアンドロメダプロメシューム)がお出ましか?)日本に突きつけられた難題、いっときは節約、節約が合言葉に…、しかしそれでも日本はこの想定外を克服する日本を目指すのだろうなー、東京はいつになく星が綺麗に見えるようになったらしい、そして日本の花、桜はもうすぐ満開を迎えようとしている。

2011年3月13日日曜日

東日本激震

信じられない光景が飛び込んできた、まるで映画のシーン、いやこれは現実だ、東日本巨大地震、11日午後3時前、観測至上最大のマグニチュード8,8(13日気象庁修正9.0となる)、最大震度7を観測、それによる10mを超える巨大津波が襲う、家が、車が、おもちゃのように流されていく、津波が去った町はまるで空爆でも受けたかのような光景、

そして茨城県沖でもマグニチュード7.4クラスの地震、地震は広範囲に及びその距離は500K近くにもなると言う、ほぼ東日本のプレート全体が壊れた感じだ、

首都圏でも震度5強を観測、首都圏の交通機関は麻痺、帰宅の足が奪われ多くの公共施設などが開放された、テレビには駅にあふれかえる人々や徒歩で帰る光景が映し出された、

さらには今日福島原発の事故、爆発まで起きて半径20Kmは避難指示が出された、安全神話が絶対の原発がこのようなことに原子力、暴走しだすと人間の手には負えないのか?

余震が非常に多く、又何故か長野県でもかなり大きな地震が起こっている、ウェザーニュースの天気メールを登録してるのだが昨日今日と地震メールが引っ切り無しに来る、

まさかこんなSF映画でありそうな光景が現実になるとは…
とにかく被災された方々のお見舞いとご冥福を祈りたい

ここ九州では3月12日は九州新幹線全線開業の記念式典がある予定だったがすべて中止となった、遠いこちらの海岸線にも津波が来た、最大80cmを観測した、津波警報が出てJR在来線は警報が解除されるまで運転見合わせとなった。それでも九州新幹線は全線開業で新しい幕開けとなった、

ちなみに新幹線開業で今まで走っていたリレーツバメが無くなった、通称ダースベイダーと言われた真っ黒な特急だ、一部の路線では残るみたいだが私が住むところでは姿を消す、思えばJRでは一番乗った列車だ

2011年3月4日金曜日

99歳の詩人

最近ブログがご無沙汰だ。いろいろと思うことはあるのだが、何故かまとまらない、体調不良もあるかもしれない、その一つに指の腱鞘炎の再発がある、といっても前に書いたときは右手の人差し指今回は反対の左手の人差し指、


左手の人差し指と言えばギター弾きにはかなり厳しい、とりわけ人差し指はバレー、セーハーのとき酷使する、もしかしてこれが原因?いづれにせよ困った、膝の故障は相変わらずだしどうしたもんか?昨年末の健康診断はちょっと黄色信号がなんか増えてたなー、


久々と言えば前に書いた99歳の詩人、柴田トヨさんの詩集をやっと買えた、本屋で品切れしていたのだがあのとき20万部突破とあったら、すでに100万部を突破してると言う、どうりで品切れしてるはずだ、


詩集はあっという間に読んでしまえる。しかし実に奥深い、99歳にしてすばらしい感性だ、さらに驚くのは「まだやりたいことがあるからもうちょっとこっちにいるよ」という生きることへの執着というか、ほんとうにこれには驚かされる。

Ibanez  AE325-LGS