2014年5月25日日曜日

エネルギーを感じた一日

藤城清治展に行ってきた、初春から開催中、閉会の一日前にやっと行くことができた、

場所は福岡博物館、行ってみたらいやーでかいし広い、やっぱ自分が住んでるとことは違うもんだなー、なんて思いつつ入ってみると、これまた3ヶ月くらいの開演だったし、GWは多いかなと思い外したんだが、行ってみると凄い人、この人の人気凄いもんだなー


何処から入るのかなと探していたら、一階に見たことある人、そう藤城清治本人のサイン会があっていた、ここにも長蛇の列、この展覧会の間毎週のように来ているらしい


さてさてやっと展覧会に入ってみるとこれまた人が多くてなかなか進まないしかといってゆっくりと見れない、凄い人気だなー

順路は描き始めのモノクロの影絵から、すでにこの頃この人のスタイルは完成していて例の小人が登場している、特有のボケ感も出ている、

ところで切り絵の影絵なのですべてバックからの透過照明ということになるんだが、やっぱり綺麗だなー、それにしても特有のボケ感、これどうしてもよくわからなかった、二重にしてちょっと距離を置いてあるのか?さっぱりわからない、しかしとても綺麗なボケ感、とても切り絵とは思えない、

中にはかなり大掛かりな展示もあった、最近依頼があって作られた明治神宮は畳十畳くらいあったんじゃないか?

展示物はかなりの量であった、まあそれもそのはずだ、御歳九十歳、作品の量も半端ではない、ただびっくりは近年の作品がとても多かったことだ、80年代以降、80年代といえばすでに60歳代である、しかも直近の作品がかなり占めている、多分福岡展覧会前に作ったと思われる長浜の屋台の風景とかもあった、

ただこの人の作品は一貫しているので〇〇年作と書いてないといつ作られたのかわからない、

以外にもテーマを持って作ったと思われる作品も多く、例えばUSAフォーアフリカのチャリティソング、We Are The Worldの模様を切り絵にしてあったりして、これにはマイケルジャクソンも登場していた、風景画というか風景の切り絵も多かった、

展示には奥行きを持たせて左右は鏡、前に水を張って、さらに少量の水を流すことで小さい波を立たせて、水面に影絵が浮かぶような仕掛けがしてあって、これなんかもう幻想世界だったなー

人も多く作品量も多く、午後から行ったのだが気がつけば閉館の5時近くになってやっと回ることが出来た、

御歳九十歳だが、年を追う毎に創作意欲が増幅しているようなそんなエネルギーを感じた一日だった

Ibanez  AE325-LGS