2014年12月23日火曜日

久々に

ここんとこブログお休み、いろいろ考えることあってとか忙しくてとかなんだかんだ言い訳してみる、

エージング、スピーカーの世界でよく聞く言葉だ、新品のスピーカーはコーン紙が硬くて真価が発揮できない、ある程度鳴らしてこなれてくると本来の音が出てくるというものだ、

なにもスピーカーに限ったことではない、新しいものはある程度稼動することで真価を発揮する、がそれは劣化を促していることだ、

リサイクルショップのジャンクコーナー、コーン紙のエッジが破れたのがいっぱいある、かつて自分のお気に入りのケンウッドのスピーカーもウーファーのエッジがぼろぼろ破れてお釈迦になった、エージングとは劣化することである、

そういう意味では自分のエージングがここんとこやたら進んでいる、前から悪かった膝はだましだましやってきた、悪くなったり良くなったり、が最近またかなり良くない状態になってしまったがこれが回復しない、

ここ一年以上ずーっと腸の調子も良くない、さらに追い討ち、最近目が又悪くなってるようでどうも見えにくい、老眼ではなく遠くが見えにくい、いまさら近視が進んでいるのか?

私は相当のド近眼なんだが、数年前まで老眼が進んでいたのだがどういうことだ?調べてみると、ショック、かなり悪かった、参ったなー、どうも乱視があるようだ、参ったなーショックだ、

自分のエージングも随分と進んでいるようだ、しかも加速して…ウーファーのエッジがぼろぼろになるように自分もそんなときが近づいているんだな、

さらには体がこういう状態だからだろうか気持ちもなかなか前に向かない動けないあれこれやりたいことは頭に浮かぶのに行動が全く伴わない、当の頭もかなりぼけてきているし…

あー困った、アンチエージングは何処に?

2014年9月25日木曜日

すてきな音色を聞かせてくれた

朴 葵姫(パク・キュヒ)コンサートに行ってきた、

朴 葵姫(パク・キュヒ)

1985年韓国仁川生まれ。3歳の時、横浜にてギターを始め、幼少の頃から数々のギターコンクールで入賞。2004年東京音楽大学に入学、05年同年小澤征爾指揮によるオペラ公演に参加。

06年9月よりオーストリア・ウィーン国立音楽大学に留学。これまでに、荘村清志、福田進一、アルヴァロ・ピエッリの各氏に師事。

05年韓国ギター音楽コンクール優勝、
07年ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞
08年ドイツ・コブレンツ国際ギターコンクール第2位(1位該当者なし)
ベルギー“ギターの春 2008”コンクール第1位(コンクール史上アジア人及び女性として初めて)
リヒテンシュタイン国際ギター・コンクール第1位
09年イタリア・アレッサンドリア国際ギターコンクール第2位及び特別賞(ヤングアーティスト賞)
スペイン・ルイス・ミラン 国際ギターコンクール第1位
10年バリオス国際ギターコンクール第1位
12年アルハンブラ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞

など主要ギター・コンクールでの優勝・受賞が続く。
12年カーネギーホール(ワイルホール)での米国デビューを果たす。

NHK「クラシック倶楽部」(BSプレミアム)及びFMでリサイタルが放送されるなど、ギター界の次代を担う新星として注目と期待を集めている。現在、ヨーロッパ、日本、韓国などで演奏活動を行っており、会場中を惹きつける音楽性と、とりわけ美しいトレモロ奏法の技術の高さは各地で絶賛されている。

録音は、10年「Sueno スエーニョ~夢」12年「Sonata Noir」(共にフォンテック)、12年「スペインの旅」、13年「最後のトレモロ」(日本コロムビア)をリリース。いずれもクラシックギター界異例のヒットとなり、レコード芸術特選盤となっている。14年9月17日新譜「サウダーヂ」リリース。



会場はsold out 前回福田進一のコンサートも同じ会場であったんだがそのときは会場の半分くらいだったか? 

開演は7時半とちょっと遅かった、7時前位に着いたんだがすでにかなり並んでいる、人気あるんだなー、 

ステージは椅子が一個だけ置いてある、足台もない、直前に足台が置かれて、演奏が始まる、そのまま一気に前半終了、一度も話すことはなかった、

演奏は素晴らしい、音色の安定感と自在さは凄いもんだ、さすがにコンクール総なめだけあって素晴らしい、女子クラッシックギターといえばよく聞いている村冶佳織(病気療養中、ブログによるとだいぶいいらしい、さらには結婚したそうだ)と比較ってことになるかも?村冶佳織が力強く迫力を感じる演奏という感じだが、パク・キュヒは華麗で繊細な感じだ、

後半が始まりやはり淡々と演奏が続く、やはり一言も話すことはない、開演時間も遅かったのも手伝って気がつくと9時を過ぎていた、余りに滑らかで少々眠くなってしまった、

演奏が終わってステージに机が運ばれてきた、そしたらトークショーが用意されていた、やっと挨拶、コンサートは緊張するのでしゃべらないと言う、会場からの質問とかも答えていた、

最後は今週がニューアルバムの発売日と誕生日ということでケーキが運ばれてきてハッピバースディがあった、CD即売と買った人にサイン会も長蛇の列、凄い人気だなー、クラッシックの中ではすごく売れてるそうだ、

それにしてもどうしてあんなに綺麗な音色が出るんだろう?とてもすてきな音色を聞けた夜だった

2014年8月12日火曜日

十六夜スーパームーン

8月11日午前三時頃はスーパームーンが出現すると巷でうわさになっていた、

なんでも月の軌道は楕円でもっとも地球に近づくときと満月が合致するんだそうな、ということは一番月が大きく見える、これをスーパームーンと言うんだそうだ、

残念ながら昨夜(明朝)は未だ台風11号の余波で雲があったし午前3時はまず無理

ということで今夜はちょっと雲も切れてたし、十六夜ながらスーパームーンを拝むことが出来た、

最近潮位が高くてここでは大潮のときは高潮注意報が毎回出るんだが今回は高潮警報だった

2014年8月8日金曜日

なかなかの

久しぶりにレコードを聞いてみた、すでに30年近くなるがまだなんとか稼動しているプレーヤーがある、たまに動かしているがまだいけそう、

ところが今回聞いてみたらどうも音がこもってしまってよくない、針が磨耗しているのか?針を変えてみるか?というので某〇〇ハウスを見てみた。

今付けているのはシュアーM44G、有名なシュアーの定番カートリッジだ、前のカートリッジは交換針が生産終了でM44Gに変えた、


〇〇ハウスを覗いていると交換針と同じくらいの値段でカートリッジがある、しかもオルトフォン、オルトフォンって高級カートリッジではなかったか?

オルトフォン・オメガというのだが、評価がかなり入っていていづれもコスパは最高とある、これに変えてみるかということで変えてみた

久々のカートリッジ交換、どうするんだったか?なんとかプレーヤーの取説があったので交換終了、さっそく音出し
針圧を適正にあわせる
アンチスケーティングを合わせる


ほー評価通りだ、なかなかこの値段でこれだけ出てくれれば言うことないなー、というわけで久々のアナログを堪能、もうちょっと延命できるかな
オルトフォン・オメガ
 
復活したパイオニアPL-707プレーヤー

 

2014年7月17日木曜日

Air Force

ちょいと空を見上げたらいつもの航路とは違うような方向に飛行機を発見した、ちょいと調べてみるとjapanese air force だった、これって政府専用機?上空を何周か回って着陸したみたいだ、

尾翼に日の丸、そして国内では引退したボーイング747ジャンボ間違いない

調べてみると昨日は千歳で航空祭&演習があったらしい、千歳から来たようだ、誰か乗ってたのかなー?

2014年7月9日水曜日

やっぱこの人面白いな

朝8時のTBS系ラジオ森本毅郎のスタンバイ、水曜のコメンテーターは気象予報士、森田正光氏

前にも書いたことあると思うがいわゆる天気予報と違ってコメンテーターとして出ていることもあってか、こうなんじゃないか?みたいなあいまいな部分でもあれこれ話せる、テレビの天気予報ではこうあれこれは話せない、

今日は台風8号、先週は聞いてなかったが先週は来週まあるいモノの話になると思いますと、そうまあるいものとは台風8号のことだ、先週の水曜時点ではまだ台風ではなく熱帯低気圧、雲もまだ丸くなく台風になるのかな?という状態、しかしこのとき既に台風になりしかも進路予想は日本への進路を取りほぼこのときの予測どおり今日は沖縄を抜けて九州へと進路を取りつつある、

森田氏はこの進路予測、例のスパコンの予測だそうで、さすが恐るべしスパコンと言っていた、森田氏もスパコン導入当時はかなり懐疑的だったそうだが今はさすがに凄いと認めている、

今日の放送は聴取者からの質問いくつか、エルニーニョはどうなったの?確かにペルー沖の海水温は上昇傾向だというが、このとき日本の南洋は逆に下がるということになるのだがこれが下がってないと言う、ということは全体的な海水温上昇?温暖化?かは不明だが、多分今年の夏も暑いんじゃないかとの事

今回の台風が通過したら梅雨前線を押し上げて一気に梅雨明け?その可能性は大なんだと、気圧配置とか週間予報見てるとなんかそんな気配は大きいな、

ところで台風8号、予測よりスピードが上がらず当初予測より九州への接近は遅くなりそうだ、この台風やはり目の右側そして南側が雨風ともひどいようだ、目がすぐ近くを通った宮古島は目の左側でそこまでひどくなかったようだ、九州での予測は鹿児島当たりに上陸しそうなのでそうなると目の北側に当たるのでそこまでないかもしれない(わからないが)

昨日は数日続いた雨がうそみたいに上がり一気に気温上昇、なんと36度を超えてしまった、(一部は37.5度まで上がったそうだ)夏だ!!一気に真夏がやって来たような一日だった、それまで天草などで大雨、自分が住んでるところも結構降ったようだが、今年の梅雨はなんか雷がひどい、よく梅雨末期は雷を伴った大雨ってのが多いんだが、伴うと言う程度でがんがん鳴るってのはあまりない、が今年はなんかがんがん雷鳴ってるなー

天気予報がなかった時代だと昨日の天気ってやっと雨が上がったいい天気だ、夏が来たなー、で終わるのかな?その後に迫っている危機にも気づかず…

はたして台風8号今後どういった進路をたどるんだろう、この台風には初の特別警報が発令されたがどうなんだろう?特別警報って扱い難しそうだなー




2014年6月28日土曜日

懐かしいけど新しい、その②

井上陽水コンサートに行ってきた、先週こうせつと正やんの姫風ライブに行ってすぐ、大御所ライブが一週間もしないうちにあったのだ、

今回のテーマは氷の世界40年、そう前回ブログで書いたNHK氷の世界40年をメインに構成されるらしい、氷の世界はリマスターも出ていてNHKで放映されたのがDVDとして付いている、

                                                                                           
回りを見渡すと姫風のときとちょっと客層が違う、当然ながらオッサンオバサンが多いのだが年齢層は結構広い、多分少年時代とかで知った若い層がいるんだろう


今回は平日だし、かなり行けるか微妙だったんだがなんとか行けた、さて開演、オープニングはなんとジョンレノンのLOVEそして感謝知らずの女、水瓶座の夜と続く

ここで若干陽水の声が聞きにくい、ちょつとボーカルの音量が小さいような?陽水は結構マイクに近づいたり遠ざかったりとかなり動くのでエンジニアには難しいのかもしれない


さて今回は氷の世界40年目ということでレコード13曲歌いますと!!


そう、まんま氷の世界の再現だ、あかずの踏切、はじまり、そして帰れない二人と続く、さらにはアレンジがレコードのまんまなのだ、いやいややってくれるなー

MCは例のごとくちょつとはぐらかしたような意味深なそんな話が続く、氷の世界当時の話、忌野清志郎のこと、ロンドンレコーディングのことなど

チエちゃんから氷の世界、白い一日、自己嫌悪、そして心もよう、桜三月散歩道はライブでは初めてだと、語りがはいっているがこれがネックでやらなかったと語っていた、

FUN、小春おばさん、そしておやすみと続き氷の世界は終わった
んだがライブの後このツアーのブログを検索、その中でちょっと昔話が多かったというのを見た、多分少年時代あたりで陽水を知った世代なんだろうなー、氷の世界世代だとこのあたりの話はとても面白いんだが 、

ギターはギブソンJ-160Eを随分使っていた、ジョンレノンが愛用していたモデルだ、話の中にもビートルズの話が随所に出てきて、ほんとビートルズは好きなんだなー、他にはマーチンタイプのギター、今回何だったか不明、ギルドのD-55これもちょっと使ったなー、これはかなり前から使ってるモデルだ、

そしてリバーサイドホテル、ジェニーマイラブ、愛されてばかりいるとと続きエンディングは招待状のないショー(うーんやっぱいいわー、招待状のないショー)、

このとき思ったのが氷の世界、アレンジも当時のレコードのままでとても良かった、がちょっと違和感を感じていた、何が違うかというと歌い方だ、後半のリバーサイドホテル以降とてもスムーズな感じ、

どうだろうか?、青空一人きり、あたりから、がらっと歌い方が変わった、自然に変わったのか意図して変えたのか(多分こっちかな)わからないが、若干の違和感は歌い方だった、

バックバンドの構成はギター二名、ドラムス、ベース、コーラス二名(パーカッション、シンセ兼任)、キーボードという構成、数日前に行った姫風、こちらがアコースティック、いわゆるフォークという感じに対して陽水はロックという感じ、同じフォークと呼ばれるジャンルに属した両者だが結構違うもんだなー、

ジェニーマイラブ、この曲はブルースっぽいフレーズで展開される、エレキギターのソロが結構長かったんだが、いわゆるペンタトニックスケールで展開されるソロだ、こういうのメディアでは随分聞いてるんだが直では聞いたことがない、これがなかなか心地よくて、これは癖になりそうだなー、

そしてアンコール、ハッピーバースディ、夢の中へ、少年時代、最後は眠りに誘われてで幕を閉じた、前にブログでも書いたが最初のライブは今は亡き友人と行った陽水ライブ、あのときは今も忘れない、あれから35年くらい経ったのかなー?35年ぶりだ、時は流れたんだなー

P.S.

陽水ライブに行った数日後の29日、スカパーで今回のライブ、(東京NHKホール)が放映された、最初の曲とかMCとか一部は省かれていたが1時間半放映があった、

曲とかの構成とかはほぼ一緒みたいだった、違うのはギターにあの安田裕美が参加していた、そしてアンコールの夢の中へは星勝がゲストで登場、こうしてみるとほとんど氷の世界同窓会だな
ー、

このツアーかなり好評だったとのことで自分が見たライブの後2会場で終わりだったのだが、秋に再度ツアーをやるそうだ

ライブの時不明だったトレッドノートタイプのギター、放映で確認S.yairi YD-304らしい、このモデルは断絶の頃から使ってるタイプで同じ物かどうかはわからないが、陽水が使ってたということで人気が出たモデルだ、









2014年6月25日水曜日

懐かしいけど新しい

こうせつと正やんがユニットを組んでツアーをやっている、姫風はかぐや姫のひめ、風は正やんがかぐや姫の後の風を組み合わせた意味

この姫風コンサートに行ってきた、席は二階のしかもかなり後ろ、先行予約でチケットを予約したが随分後ろになってしまった
多分前の方はほとんどファンクラブか?

さらには立ち見もあってさすがに盛況、だが客層はそのまんま年齢が上がっているのでおっさん、おばさんばっかり、(自分もだが)

こうせつは九州ではサマーピクニックとかあれこれやっていたのだが、何故か今まで見たことがなかった、喜多郎のライブで飛び入り参加があったときちょっと見たなー、正やんはナゴミーズコンサート以来だ

ということでざっと歌った曲目を思い出してみると
神田川、アビーロードの街、好きだった人、あの人の手紙、妹、うちのお父さん、赤ちょうちん、マキシーのために、22歳の別れ、置手紙、海岸通、雨の物語、ささやかなこの人生、海風、このあたりだったかな?まだあったかもしれないが、

とにかく往年のファンにはたまらない曲ばっかりだった、それにしてもこうせつはさすがに歌が上手いなー、全く年齢を感じさせない

そーいえば高校の部活のとき作ったオリジナルってのもあったな、そして昨年亡くなる直前、島倉千代子さんに作った曲もあった(からたちの小径)、レコーディングはまだ後だったが、もうもてそうにないと連絡があり急遽機材を持ち込み録音、その三日後に亡くなったそうだ、

ギターはこうせつ、ギルド、マーチンD-28、ヤマハカスタム(ピックガードに桜があしらってあるモデル)正やんマーチンD-45、テリーズテリー、マーチンのカスタムなどを使っていた、

ちょっとだけマーチンの話も出た、プロになった頃はマーチンってその頃はやっぱり憧れのギターだったと話していた、 マーチンってこの人たちのクラスでも当時はステータスだったんだなー

正やんはリードギター、かなりソロギターの場面が多かった、弾きまくってたなー

さすがにMCは豊富で時間の経つのも忘れ、気がつけば3時間くらいあったかなー?

最後尾には立ち見もいっぱいであった、最後は皆総立ちであったな、まだまだ元気だおっさんおばさん!! 

一時代を作った二人のユニットを直に見られたのはほんと良かったなー





2014年5月25日日曜日

エネルギーを感じた一日

藤城清治展に行ってきた、初春から開催中、閉会の一日前にやっと行くことができた、

場所は福岡博物館、行ってみたらいやーでかいし広い、やっぱ自分が住んでるとことは違うもんだなー、なんて思いつつ入ってみると、これまた3ヶ月くらいの開演だったし、GWは多いかなと思い外したんだが、行ってみると凄い人、この人の人気凄いもんだなー


何処から入るのかなと探していたら、一階に見たことある人、そう藤城清治本人のサイン会があっていた、ここにも長蛇の列、この展覧会の間毎週のように来ているらしい


さてさてやっと展覧会に入ってみるとこれまた人が多くてなかなか進まないしかといってゆっくりと見れない、凄い人気だなー

順路は描き始めのモノクロの影絵から、すでにこの頃この人のスタイルは完成していて例の小人が登場している、特有のボケ感も出ている、

ところで切り絵の影絵なのですべてバックからの透過照明ということになるんだが、やっぱり綺麗だなー、それにしても特有のボケ感、これどうしてもよくわからなかった、二重にしてちょっと距離を置いてあるのか?さっぱりわからない、しかしとても綺麗なボケ感、とても切り絵とは思えない、

中にはかなり大掛かりな展示もあった、最近依頼があって作られた明治神宮は畳十畳くらいあったんじゃないか?

展示物はかなりの量であった、まあそれもそのはずだ、御歳九十歳、作品の量も半端ではない、ただびっくりは近年の作品がとても多かったことだ、80年代以降、80年代といえばすでに60歳代である、しかも直近の作品がかなり占めている、多分福岡展覧会前に作ったと思われる長浜の屋台の風景とかもあった、

ただこの人の作品は一貫しているので〇〇年作と書いてないといつ作られたのかわからない、

以外にもテーマを持って作ったと思われる作品も多く、例えばUSAフォーアフリカのチャリティソング、We Are The Worldの模様を切り絵にしてあったりして、これにはマイケルジャクソンも登場していた、風景画というか風景の切り絵も多かった、

展示には奥行きを持たせて左右は鏡、前に水を張って、さらに少量の水を流すことで小さい波を立たせて、水面に影絵が浮かぶような仕掛けがしてあって、これなんかもう幻想世界だったなー

人も多く作品量も多く、午後から行ったのだが気がつけば閉館の5時近くになってやっと回ることが出来た、

御歳九十歳だが、年を追う毎に創作意欲が増幅しているようなそんなエネルギーを感じた一日だった

2014年4月13日日曜日

光と影の世界

真っ黒い顔に大きな瞳、とんがり帽子の小人が横笛を吹いて踊っている、あ、これって、これ見たことある!まだ小学校入る前か、よく絵本で見かけた、

とりわけ真っ黒い顔に大きな瞳でとても印象に残っている、御歳89歳、藤城清冶、影絵作家だ、この人だったのか、。番組は宮沢賢治の風の又三郎を手がけたドキュメンタリーだった、この番組は二回放送されて一回目はその製作過程、二回目は完成過程を追ったものだ、この人だったのかー、という思いも含めていろいろ見ていくと、凄い、凄すぎる、これが影絵か?

いろいろ調べてみたらかつて「ケロヨン」というかえるのきぐるみのキャラクターがいたがこれもこの人の作であった、ちなみにケロヨンで検索するとかつて薬屋の前にあったかえるの人形が出てくるがこちらは別物、製薬会社のコーワが古くから出しているかえるのキャラだ、ただ自分もケロヨンといったらこれかなと混同していた,





 







東京生まれ、小さい頃から絵心があったようだ、学生のとき影絵に出会い、影絵つくりというより影絵の人形劇の比重が大きかったようだ、影絵作家としてやっていくようになったのは40歳を過ぎてからという、

この人の特徴である黒い顔に大きな瞳、とんがり帽子の小人は若い頃すでに完成されていたものらしく、初期の作品にすでに登場している、さらに陰影のボケ感とかもしっかり出ている、この歳まで一貫して描き続けている、


もう一つよく登場するのに動物が多い、とりわけ猫、この人の猫好きは有名らしく、多いときは30匹もいたとの事、猫に限らず犬に鳥にと多彩、映像でもスタジオの一階はほとんど動物園、猫に魚に梟、かわせみ?仕事場は二階、ここで製作中の様子が出ていたがその回りにも猫がうろうろ、作業台の上をのそのそ、ねっころがったりしているが作業に没頭気にも留めない、猫のほうもわかっているらしく近づくが作業台には入り込まない、とりわけ有名だったのがアラメというぶち柄の猫だそうで、HPに2007年永眠とあった、

 
あと結構聖書を題材にしたものが多いんだがもしかしたらクリスチャンかもしれない、スタジオの玄関にピンクの車、?ピンクの車と言ったら結構派手なんだがこれやはりポルシェだった、89歳でピンクのポルシェをぶっ飛ばしてるんだ、


製作風景はこれまた凄い、使うのは片歯のカミソリ、これでがんがん切っていく、やはり怪我をするのだろう右指は絆創膏だらけ、切った後はカラーフィルムを貼っていく、カラーフィルムは何百とあるそうで何回も何回も重ねながら決めていく、そしてカミソリで削る、これで独特のぼけ感が出るそうだ、


番組は宮沢賢治の風の又三郎の製作と完成までを追ったドキュメント、宮沢賢治は自身大変影響を受けたということで今までも宮沢賢治の作品を作っているが風の又三郎は賢治の作品の中でも素朴ではあるが難しいと言っていた、


その為なかなか手が付けられなかった言う、その作品に今回挑んだと言うわけだ、まずは現地に行ってデッサン、作品を作る前はデッサンを必ずするらしい、東日本震災後の作品を作っているがいづれも現地に赴いている、福島原発近くでは防護服をまとってデッサンをしている、








さて風の又三郎、なるほど難しい、この人の作品はカラフルでとても綺麗、影絵と言うこともあって透過照明、光の織り成す世界である、風の又三郎は舞台が宮沢賢治がいた頃の田舎の小学校、さらには風を表現しなければいけないということもあってとても難しそうだ、そして二話目遂に完成、完成後のインタビューでは感極まってというシーンもあった、
 
 
たしか4月が誕生日でもうすぐ90歳か?まだまだ描きたいことがいっぱいあるんだろうな、健康法はというとウォーキングなんだそうだ、犬の散歩も兼ねて一日一万歩は歩いているそうだ、しかもかなり早足らしい、
 
それにしても画家とか描く人って年齢と共に作風が結構変化していくものなんだがこの人は実に一貫しているなー、有名な画家とかその絵でだいたいいつ頃描いたのかがわかるもんなのだが、この人に限っては若いとき作ったのか最近なのか解説なしではよくわからない、それほど一貫している、
 
光と影のワールドこれはちょっとはまってしまいそうだ。
 

2014年4月4日金曜日

ことしの春は?

ここ九州はそろそろ桜の季節も終わりに近づいた、今年はじっくり花見とはいかなかった、ちょうど満開の折低気圧が来てあいにくの雨模様だった、

それにしても雨の前日は異常な暖かさだった、だいたい花見の季節は昼はちょっと暑いなという状態でも夜はまだ暖房が欲しくなる時期なんだが、雨の前日は異常な暖かさというか半袖でもすごせそうな気温だった、

この低気圧は関東に向かったときは発達して台風並みの暴風が吹いた、予報では三寒四温、まだ寒の戻りがあるらしい




山茶花(椿?)も綺麗に咲いていた、

2014年3月21日金曜日

やっと再放送で見れた

井上陽水 氷の世界40年の再放送があった、

前回ミスって始めの20分くらいしかみれなかったので再放送はありがたい、今回はじっくり見ることが出来た、

LP氷の世界は1973年12月にリリース、初のミリオンセラーを達成する。番組は陽水がアンドレカンドレと名乗っていた頃から始まった、
このころのシングルを後にアルバム化した陽水誕生というLPがある、インディーズ時代を集めたものなのだが陽水の許可なしに発売されたため1ヶ月で廃盤になったなかなかおめにかかれないアルバムである。若い頃かなり探し回ったがなかなかない、

ところが友人がこのアルバムを入手したと言う、早速聞いてみてこれが陽水の原点かーと思ったものだ、実はこのアルバムを入手した友人がつい先日急折してしまった、あまりにも突然だったので未だに信じられないような状態なんだが、振り返れば陽水、氷の世界40年と重なってくる、この友人とはまさしく陽水繋がりであった。

中学の終わりか高校の始めだったと思う、彼と始めて陽水のコンサートを見た、 このころのLIVEはGOING ON ツアーとしてライブ音源が東京ワシントンクラブとして発売された、このライブアルバム、こちらもまた陽水の中で唯一CD化されてないアルバムだ、


このときのライブ、本格的なライブを見たのは初めてでしかも陽水、ステージに出てきた陽水を見た第一印象はでかい、!!ちなみに前座は忌野清志郎のRCサクセション、スローバラードを歌ったのを覚えている。そして陽水、一曲目は氷の世界、音は馬鹿でかい、ロックコンサートだ、一昔前の弾き語りスタイルの陽水とは全く違う、弾き語りもあったが全体には非常にヘヴィなロックのライブと言う感じだった、東京ワシントンクラブを聞くとあのときのライブが蘇

アンコールの夜のバスもヘヴィだったなー、夜のバスはアルバムセンチメンタルに納められているがこちらはキーボーディスト故深町純のアレンジ、ライブの夜のバスはバスドラムがガンガン響いてくるロック一色という感じ、こちらのアレンジも好きだ。
 

話を戻そう、氷の世界40年、シングルカットして陽水といえばというくらい有名な心もよう、(今の人では少年時代みたいだが)全員が帰れない二人を押していたがプロデューサーの多賀英典は心もようをシングルカットした、というのは有名だが歌詞は最初の歌詞から随分と入れ替えされたらしい、元の歌詞(普通郵便というタイトル)が残っていたが良く残っていたもんだな、多賀英典はこの曲は没、書き直しを迫る、インタビューでその後一週間口をきかなかったというから、けんけんがくがくで作ったんだな、
 

 


この話は幾度か語られたことがあるがそれ以外にも裏話が満載だった、陽水初の海外録音、ロンドンで録音された、改めて聞いてみるとなるほど違うな、氷の世界、FUN、チエちゃん、小春おばさんこのあたりが海外録音だ、氷の世界のバックコーラスは黒人ボーカルを頼んでいたら白人が来たとか、しかも一人はゲイで当時はびっくりしたとか、しかし結果オーライ、エンディングのハモリは圧巻だ、

氷の世界40年、もう一つこりゃ凄いってのが安田裕美、星勝が出ていたことだ、星勝、故鈴木ひろみつがボーカルをやっていたモップスのメンバー、ここもポリドール繋がりになるんだろうが、初期の陽水、小椋佳のアレンジを担当している、このあたりも多賀英典繋がりでその後キティーミュージックとかでうる星やつらのミュージックとかやっている、
 


そして安田裕美、陽水の前期のアコースティックギターはほとんどこの人だ、今回陽水と安田裕美との共演、これは本当に久しぶりなんじゃないだろうか、この二人が奏でたのは氷の世界、帰れない二人、FUN、おやすみ、この映像はお宝もんだ、

自分にとって最初のアコースティックギターといえばこの人になる、自分がアコースティックギターでバイブルとなっていたのが”ヤングフォーク、フォークギター教室(小林雄二)”最初の頃この本で練習した、当時は情報がなかなかなかったんで貴重だったなー、

安田裕美を知った後に石川鷹彦巨匠を知ることとなるんだが、二人のサウンドの違いには当時驚いたもんだ、安田裕美のほうはアルペジオ、ストローク、が多いんだが、スリーフィンガーはほとんどない、一方石川鷹彦はスリーフィンガーとかおおくて同じアコースティックギターでも随分違うもんだなーと思ったものだ、

番組には出てこなかったが桜三月散歩道、詩は陽水ではない、この曲のアコースティックギターは圧巻、最近になってやっとコピーした、

氷の世界というアルバム、いろんな人がこのアルバムについて語っていた、いままでの歌謡曲は終わったと言ったのは、なかにし礼、谷村新司はこんなモンスターアルバム作っちゃって次はどうするんだろうって心配していたそうだ、

心もようで陽水を知った人も多いと思う、心もよう、氷の世界、いづれもクラビネットを使っている。これは当時ヒットしたスティービーワンダーの迷信をイメージしているそうだ、帰れない二人はニールヤングの曲のコード進行をイメージしたとか言ってたし、それなりその時の影響って反映されてるんだなー、

多賀英典は出てこなくて声だけのインタビュー、それによると多賀英典はかなり吉田拓郎を意識して仮想敵としていたという、氷の世界のジャケットとちょっと前に出て拓郎のアルバムでは一番売れた元気ですのジャケットは、いづれもモノクロで氷の裏面と比べるととてもよく似ている、みうらじゅんは山門の仁王、ロールシャッハーテストみたいだと言ってた、
 

このアルバムから16トラックのチャンネルになったそうだ、当時のマスターを借りてきて聞いてみる、マルチトラック化が進んでいた時代だったんだなー、40年と言う歳月を経て再生されるマルチトラックのテープ、 
 

 
今はデジタル録音でシーケンスソフトとかで録音ということになるんだが、これって後々のこと考えたらどうなるんだろうか?というのも同じ環境下でないとシーケンスソフトで作ったものの再生が出来ないからだ、
 
同じパソコン、同じメーカー、同じシーケンスソフト、同じ音源、エフェクター類、今後数十年後とかに同じように再生させるのはかなり厳しい、同じメーカーであってもバージョンの違いで動かないことも多い、同じバージョンでもパソコンが変わると動かなかったり?プロの現場って最近はPro Toolsが一般的だが、このあたりの管理方法ってプロの現場はどう管理してるんだろう?

 
氷の世界、73年12月発売、時代背景って1970年大阪万博、73年オイルショック、高度経済成長の真っ只中に一瞬影が忍び寄る、そんな時代だ、
 
音楽シーンでは1969年という節目の時代がその前にあった、1969年ビートルズ解散、ウッドストックコンサート、72年ディープパープルのマシンヘッドが発売、ハードロックとかプログレシブロックとかが台頭してきた時代だ、私的にはこの頃はやっと音楽を聴き始めたかなーというところ、氷の世界を買ったのはずっと後のことだ、
 
インタビューで陽水に氷の世界のコンセプトは?という問いに、不条理かなー!という答えだった、 

中学時代はラジカセは持っておらず、プレーヤーもあったものの、かなり貧弱なものしか持っていなかった、当然レコードもほとんど買っていなかったから情報はもっぱらラジオだったと記憶しているが、この頃の陽水とか拓郎とか何処で聞いたのだろう、 


 
今となってはさっぱり思い出せない、でもある程度は音楽知っていたから誰かの家で聞いたのだろうか、ただオールナイトニッポンは良く聞いていたのでこのあたりだったのかな?
 
亡き友人は陽水からビートルズへと進んでいった、若い頃はよく陽水がどうのビートルズがどうのこうのと話し合ったしコピーもやった仲だったんだが、最近は音楽熱は随分と冷めていたようにも思う、私の場合はなんか逆である、
 
仕事について以降は忙しさとかなんやらかんやらで停滞していたが40を過ぎてかなんか復活して、今の音楽シーンなんかもなかなか面白いなとも思っている、でも陽水氷の世界40年、改めて見てみると友人の死とか重なって時は流れたんだなーという気がしてならない、

 
番組の最後は氷の世界の最後に収められた”おやすみ”
I dedicate thissong to the late friends.
 
 


Ibanez  AE325-LGS