2013年8月28日水曜日

美術館に行ってきた。

レオナール・フジタとパリ展が地元美術館で開催されていたので行ってみた。行こう行こうと思っていたが結局なかなか行けず最終日の今日行ってみた。




藤田嗣治、なんでも鑑定団で一度見たことがあったが、その程度しか知らない、ましてや絵のことなんか全く知らないし、
なんでも小学校の頃この地で時を過ごしたという縁があっての開催らしい、

14歳で書いた絵がパリ博に出展したというから若い頃から注目されていたんだろう。今の東京芸大に行くが当時の画壇とは対立、単身渡仏する。

パリに渡ってその自由な世界に衝撃を覚えたらしい、最初は同じように貧困だったらしいが独自のスタイルを確立、これが受けて日本人にしては数少ないパリと言う本家本元で成功した一人である。

パリということでいまや巨匠と言われる人々との交流も多く、あのピカソとも親交があったという。

しかしこの時代、戦争ってのが影を落とす、戦況が怪しくなって日本に帰国、戦時中は軍の戦争画家としてやっていた。結局戦後日本には見切りをつけてフランスに戻る。

この人日本では戦後あまり認められなくてこうやって個展が開かれるのは最近のことらしい。

絵ごころもなーんもない自分が見に行ってなんかあるのかなー、と思いつつ行ってみたが正直びっくりした、これは凄い、それにしても驚いたのは本物は迫力がある。雑誌やネットで見るのとは全然違う。なんというのかなー、そう音楽で言えばライブを見に行くのと似てるかもしれない。

乳白色の女性と猫、ってのがこの人のキャッチフレーズになっている。確かに代表作はほとんどこの感じかなー、唯一日本人を感じるところと言えばこの淡さ、線の細さかなー、この感じは西洋人にはないよな、このあたりが受けたのかもしれない、

同じ会場に同時代のパリを中心とする画家の絵も展示してあったので対比するとなかなか面白い、ピカソのデッサンも一点あった。

面白いのが構図とかを昔の彫刻とか絵画から得ていることであった、こんなんで評価されるんかなーなんて思っても見たが、もう一つ面白いのに藤田が描いた○○風というちょっとしたスケッチ的な絵の数々、例えばゴーギャン風とか、でもいづれも藤田流になっているから不思議だ、

創作意欲の影に女性あり、これは先週放送されたらららクラッシックのテーマ、このときのテーマはミューズ、ミューズってギリシャ神話に出てくる女神ムーサのこと、英語読みでミューズになる。なんでも音楽・舞踏・学術・文芸の女神たちのことなんだそうだが、ミューズが語源となって音楽のことをミュージックと言うんだそうだ。

一般的にはミューズというと芸術家が創作意欲を掻き立てられた女性たちを指す意味で使われると言う。藤田においてもミューズがとても大きな存在だったようで、個展ではこのあたりも詳しく解説してあった、

藤田嗣治は自画像も多く描いている。ローマンカットに○めがねとちょび髭、渡仏後はずーっとこのスタイルを通したらしい、(最も戦時中日本に戻った頃はさすがに違ったらしいが)、ちょっと坂本龍一の感じに似ているな、

絵心もなんもなくて見に行った藤田嗣治だったが、思いのほか面白かった、とりわけ本物を見れたってのは違うもんだなーとつくづく思った、もっとも展示場の外で売られていたのはデジタル複写とかいう新しい技術で複写されたもので、いまやデジタルで複写とかするらしい、まあサイズとか全然違うんだが、今の技術はすごいもんだなー








2013年8月10日土曜日

嗚呼!男の秘密基地

コンビニで立ち読みしていたら「男の秘密基地づくり」という企画の雑誌があった、書斎、コレクションルーム、AVルーム、ガレージ等々、

幾つか紹介してあったが、好きな物に囲まれた秘密基地、憧れるなー、趣味に特化した部屋、仕事と趣味が両立している人の部屋、

いづれもとても楽しそうだ、しかしここに紹介されてる人ってある意味自分の理想を叶えられた人々だなー、ある意味人生の成功者なんかなー

皆忙しそうな人ばかりなんだろうが忙しい中、こんな時間を作れる人ってやはり時間の使い方が巧いんだろうなー

自分は今なんかやたらものが多いが、こういう場所がない、自分は一生無理だろうなー、悲し!


Ibanez  AE325-LGS