今年の夏は明らかに太平洋高気圧が強くない、と言っても弱いというわけではない、強弱を繰り返しているようだ。ここ数日は九州、北海道が雨でほかの地域は猛暑が戻ってきて、猛暑で有名になった熊谷とかあの付近は相変わらずの猛暑日が続いているようだ、
ここ数日のこういう気象状態、天気予報ではだいたい大気の状態が不安定になりという一言である。これって?だ、実際台風とか前線とかみたいにはっきりしたものが天気図から見受けられない。そして雨はそこそこ広範囲で降るものの大雨の範囲は非常に局所的でいわゆるゲリラ豪雨という言葉で最近よく言われる。
地元の気象予報士が夕立の起こりやすい状態の条件を話していた。①太平洋高気圧が弱く暖かく湿った空気が流れ込みやすい、②昼間の日照が強烈で地面が温められる、③上空に寒気が入り込んでいる。という3条件だ。
梅雨明け直後あたりはこの条件がそろいやすく確かに不安定でしばしば夕立が見られる。今年も例外なく梅雨明け後はこの状態だった。ただここ数日の雨の降り方や先日あった新潟福島豪雨などはちょっと違うようだ。確かなのは太平洋高気圧が弱くなっていることで湿った空気が流れ込みやすいということと、上空に寒気が流れ込んでいる状態の条件は同じだ。
新潟福島豪雨のときは断熱冷却という現象が発生したと後で気象庁が発表した。これはフェーン現象の逆の現象だそうで同じ地域に寒気が山沿いに上昇、どんどん気温が下がって寒気が数日間補充された状態になったという。
ここ九州では日曜は雨の予報だったが月曜は晴れの予報だった(週間予報)しかし月曜も一日雨で火曜も雨の予報になっている。今週は曇りか雨の予報だ。
天気図だけでは見えないこういう雨の降り方、大気の状態が不安定とか、湿った空気が入り込むためとかってのはどうやら今の予報技術ではわからないことも多いのかもしれない。しかし予報向けの上空の気圧配置とか寒気の流れ込み状況とかはわかるんだからある程度予報出せないものかなーとも素人考えでは思ってしまうのだが、予報が当たらないってことは現状の技術ではわからないことも多いんだろうなー、結果大気の状態が不安定なんていう抽象的な言い方しかできないのかもしれない。
九州には前線などは無く天気図ではわからない。 |
九州には発達した雲がかかっている。 |
九州と北海道で雨が降っている。 |
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