福田進一 リサイタルに行ってきた。クラッシックギターでは大御所だ。九州ツアー中で、場所はなんと教会、なんとも自分とは似合わない場所である。タイトルはタレガ没後100周年記念、タレガといえばクラッシックギターの可能性をぐぐーっと引き出した人である。かの有名なアルハンブラの思い出の作曲者である。
最初の音の出だしから「すげー」の一言、さすがにクラッシックギターの大御所である。最初の出だしの一音から風格というかぞくっと来るものがある。
もう一つ驚きがPAが無いことだ。マイクが無い。スポット照明も無い。まあクラッシックだから当たり前といえば当たり前なのだが、これが実に新鮮、会場は協会で100人くらいか?最近リバーブシュミレーターなどでいろいろ残響は作れるのだが素の音とほどよい残響感というのは実に新鮮だった。ただやっぱりもうちょっと音が聞ければナーというのもあったが、これは大音量に慣れてしまった現代人のたわごとだろうな。
クラッシックということもあって知っている曲は少なかったが、1音1音の音色の変化とか凄いもんがあるなー、それでも中には最近弾けるようになりましたとか言ってた曲もあった。面白かったのが意外と特殊奏法が多かったこと、最近流行のボディヒッテイングとか弦をからませてドラムみたいに弾くのがクラッシックにも存在するのに驚いた。又ハーモニックスも多くこんなに多様なハーモニックスが使われるのかとそしてまたこれが綺麗なハーモニックスなんだなー、
ちなみにギターは1800年代に作られたという超ビンテージ、なんでも中古住宅が買えるくらいの値段だとか…これくらい古くなると音的にはカリンカリンの乾いた音色である。サスティーンは短めな気がする。あと低音も枯れてちょっと小さい気がした。
クラッシックギターでは前に木村大コンサートに行った、こちらはまだ20代の若いギタリスト、クラッシックとはいえエネルギッシュでまさに若さという感じだったのに対し今回は円熟の、という印象だったなー、ともあれ円熟のギター演奏を満喫できた一夜だった。
クラッシックギターは一本持っている、タカミネのギターなんだがエレアコで有名になったあのタカミネとはどうやら会社が違うらしい。いろいろ調べたら現代ギター社の雑誌などにちょこっと載っていたりする。それによると通販とか一部のクラッシック専門店あたりしか出てないらしい。
手工品らしくネックの裏などはちょっとでこぼこしてたりする。当然中古なんだがかなり傷も多く、まあ致命的というのはないんで弾いてみたら、他のクラッシックギターより高音がはっきりしていてなかなかいい音がするんで購入した次第。同じタカミネという名前からしてタカミネ一族なんだろう。(KヤイリとSヤイリみたいなもんか)
持ってはいるがクラッシック系の曲一曲もマスターできてない。とほほ…
明かりに灯される銀杏、すっかり色づいてそろそろばさーっと散り始めてる。が最近暖かいなー
今年はエルニーニョ現象で暖冬という予報なんだが当たりかも…
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