2013年1月21日月曜日

あほやなー

最近某通販でベリンガーのUSBミキサーを買った、サイトを覗いていたら、へーこの値段で買えるのかーってんで、まあ衝動買いである、

つい先日タスカムのUS-200というオーディオインターフェイスがこちらもよく登場する某有名リサイクルショップにちょっと安く出ていたんで、こちらも衝動買い、

ということでさほど稼働しないだろうところの物をつい買ってしまったというわけだ、あほだなー

ベリンガーのミキサー、アナログのミキサーを一台持っているのだが、なかなかよくできている、で今回のUSBミキサー、見てくれはヤマハのMW12CXというUSBミキサーの仕様によく似ている、
これは35000円くらいするのだが、なかなかかっこよくていつかはなんて思っていた、それに近い仕様のこのベリンガー、しかもこの値段、どうしても衝動買いに走ってしまった、

ヤマハのミキサーにはワンノブで調整できるというコンプが各チャンネルに付いている、これを見た時にはへーってな感じだったんだが、このコンプレッサーっていうやつ、レコーディングには必要不可欠な存在なのだが、どうも取扱いが素人にはさっぱり?である。

DTMソフトにも必ず入っているもののその扱いはよくわからなくてこれでいいのかな?ってな感じで使っている、コンプの役割として一つは不要なピークによるひずみの防止、いわゆるリミッターという使い方、これはなんとなくわかるにしても、次の役割、目立たせるとか音を埋もれさせないとか、張り付いたような効果とか、さっぱりだ、

ギターのエフェクターのコンプを使うとアタックを抑制してリリースを伸ばしてという使い方をよくする、パコーンという感じの効果だ、

こういった効果をワンノブで出来るというヤマハの発想は面白いなーと思っていた、これがベリンガーのミキサーにも付いていた、

もう一つはスライド式のフェーダである、かつてこのブログにも若い頃自作のミキサーの事を買いた、ミキサーと言えばインプットのレベル調整にスライド式のボリュームが付いている、エンジニアーがスライド式のフェーダを操作する様はすごくかっこいい、

このスライド式フェーダに憧れていたんだが、自作にはかなりハードルが高い、まずスライド式ボリュームがこんな田舎ではなかなか手に入らなかった、そしてもう一つの壁がフェーダのシャーシ加工、あのフェーダの型に沿って細長く加工するのは至難の業だ、手動ではまず無理だ、

ってんでこのスライド式フェーダってのになんか昔から憧れていてそのスライド式フェーダでコンプもついてしかもこの値段、気が付いたら注文のクリックを押していたというわけだ、

このミキサー在庫僅少とありどうやら新しいのが出たため在庫処分しているようだった、

ところでベリンガーという会社、非常に面白い会社だ、ドイツの会社なんだが、この価格、調べてみたら当然ながらメイドインChina
コンセプトはプロ仕様を価格は半分、機能は二倍なんだそうだ、

とにかくプロっぽい外観、プロっぽい性能をよくこの値段で出すなーという感じだ、世界的にはさすがにかなりのシェアーを持っているようだ、

しかしサウンド&レコーディングとかサウンドデザイナーとか専門誌があるが、べリンガーを取り上げることはほとんどない、プロッっぽいけどプロ御用達ではない、あくまでプロライク、真似である、使っているともうちょっとってところが出てくるが、この値段にしてはよくできてるなーって思える、このメーカーの書き込み、評価はおおむね非常に高い、

今までもアナログミキサー、コンデンサーマイク、チューブプリアンプを所有しているがいづれもなかなかのものだ、コンデンサーマイクなんぞ有名なノイマン風でしかもセットにはショックマウントサスペンションまで付属している、これをセットするといかにも本格的スタジオに変身だ、このあたりはやはりドイツというお国柄が出るんだろうなー

さてさて今回のミキサー使用感だが、やはり予想通りおおむね良好、期待通りだった、ノイズは少ないし、ミキサーとしての機能は十分だ、ただモニター系がよくわからない、一番の問題は取説だ、ベリンガーにとって日本はあまりターゲットではないらしく、日本で作られたと思われるペラペラの取説があるだけ、基本的なことを書いてあるだけでよくわからない、ブロック図もなくて信号の流れがいまいちよくわからない、

さらにはUSBミキサーということで普通ならドライバーがCDかなんか付属するはずだが、ASIOドライバーがダウンロードとなっている、しかもこのことは取説には一切書いてない、

それにしてもスライド式フェーダーはいいなー、ほんとこれ憧れていたんだよなー、ただしマスターフェーダはLR一つにすべきだと思うんだが、マスターがLR分かれてるのは使いづらい、あとワンノブのコンプ、これはなかなか面白い、掛けすぎるといわゆるパコーンサウンドになる、ワンノブでコンプ効果ってありだなー

あとこれにはデジタルエフェクトが付いている、リバーブ、ディレイ、コーラス、フランジャー、ピッチシフターなどが使えるが例の取説なんで使い方がいまいちわからない、ただエフェクト自体はいい感じだ、しかしこのエフェクター、使い方としてはPA用だなー、DTMではソフトで後掛けしながら効果を確認できるので必要性はあまりないみたい、

というかミキサー自体なんで必要かと言えばバンド形式とかPAとかそういった用途になるんで私みたいに一人でちまちま録音する人間には本来必要性がないのである、

今はオーディオインターフェイスにはだいたいLR2系統のインプットがあるしマイクからラインまで使えるしMIDIも付いてるし宅録には適したモニター機能も充実している、ローランドにはワンノブコンプも付いているしこうなるとミキサーって必要ないんだなー

ということでも何のために買ったのかと言えばただの所有欲以外のなにものでもなさそう、使う頻度は非常に限られそう、さらには今は例の腱鞘炎でギターも弾けないありさま、又眺めて溜息つくだけかなー、ほんとあほやなー

話は変わるがワンノブコンプ、これはアナログ回路である、これの聞き具合を聞いていて感じたが、いまやシュミレーションでいろんなことができる時代だ、前にも書いたことがあると思うがDTMってのを知ってここまで来てたのかーってびっくりびっくりの連続だった、

前にサウンド&レコーディングのだったか実験でミニモーグの本体とソフトとをブラインドして聞かせてどちらがソフトでどちらが本物かという実験があって、どちらも変わらない、という結果だった、凄いものだ、

でもワンノブコンプとかの音を聞いているとなんかDTMソフトに付属するコンプとはちょっと違うような気がしてならない、同じ経験はギターアンプシュミレーターでも感じたことがある、いまやギターアンプシュミレーターも凄いもんでマーシャルアンプの音とかフェンダーアンプの音とかがいとも簡単に再現できる、

私もズームのアンプシュミレーター、アンプリチューブのシュミレーターなど持っているが、なかなかのもんだ、しかしかつてアイバニーズの真空管アンプを発売していたことがある、すべてチューブではないんだがプリアンプ部がチューブだったようだ、価格も手ごろなミニアンプだったんだが楽器屋で弾かせてもらったことがある、

そしたらこれがめちゃ気持ちいい、なんか違う、アンプシュミレーターって確かに凄いんだが本当のチューブの音ってこれ?というくらいとにかく弾いていて気持ちがよかった、このとき買っちゃおうかなーなんて思ったがすでにアンプシュミレーターは持ってたし出番はあまりなさそうだったので買わなかったが、本物ってなんというのかなー、その空気感というのかやっぱり違うもんなんだなーと思った次第だ、ちなみにこのアンプあんまり売れなかったみたいで消えてしまった、




ベリンガーミキサー





元になったであろうヤマハのミキサー

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Ibanez  AE325-LGS