2010年8月12日木曜日

本当の龍馬は

NHKの龍馬伝も第三部に入った。さすがにこのヒットは福山雅治に追うところが大きいかなー、おかげであっちこっちで坂本龍馬にちなんだ村おこしが盛んだ。

坂本龍馬の印象を決定づけたのが司馬遼太郎の竜馬がゆくだが、ウィキペディアによると小説の中の坂本龍馬ということであえて龍の字を竜にしてあるという。
時代物小説といえばフィクションでありながらやはりノンフィクションであるところだ、これがなかなか難しい,小説がヒットすれば小説の人物が代名詞になってしまうおそれがある。まあ書く方はそれなりに調べてのことなんだろうが、難しいところだ。

とりわけテレビともなるとその影響は絶大だ。中学の頃アルプスの少女ハイジが人気だった。弁論大会である女子が今のテレビのハイジは嫌いです。私が思っていたハイジと違うから、だけどあれだけテレビで人気が出るとハイジはあのテレビのハイジこそがアルプスの少女ハイジになってしまうと‥、なかなか確信ついた弁論を語っていた。もっとも最近の若い人のハイジはこれまた低燃費少女ハイジになっているが、

ところで本当の龍馬はどういう人物だったんだろう。龍馬といえば誰でも知っているあの写真だ。袴にブーツ、両手は中に入れて遠くを見据えたような細い目、幕末だったがすでにちょんまげは結っていない。この写真からして相当に当時ぶっ飛んでた人には違いない。

龍馬伝ではやはり龍馬像を今で言うなら日本をどげんかせんといかん、という一言をテーマに突っ走った感じで作られている。龍馬の姉、乙女にあてた手紙で日本を今一度洗濯申し候という有名なくだりがある。このことからも日本のことを真剣に考えていたんだなーという気はするが、幕末ともなると写真やら手紙やらかなりのものが残っているのである程度の人物像の推測は出来る時代ではある。

どうやらこういう方向に目を向けさせたのが勝海舟がやっていた海軍操練所だ。勝海舟という人物の影響は計り知れないものがあったらしい。となると勝海舟って?というのも面白い。

最近時代物で面白いなーと思うのが、今まであまり表舞台に出てこなかった人々が日の目を見ることだ。篤姫の時は小松帯刀、龍馬伝ではやはり武市半平太だろうなー、(最近ではラジオのCMにもこの名前が登場していた。)この人がいなかったら下士でありながらそこそこの商売をやっていた実家を継いでいたか、あるいは北辰一刀流の道場を開いていたかだろう。歴史の表舞台に出ること無かったろう。

まあ本当の龍馬像なんてのは歴史のみが知る世界なんだろうが、あの写真のを見たら多分無類のわさもん(こちらの方言、新しもの好き)であったに違いないだろうからそのあたりももうちょっと面白く出してくれたらいいんだろうけど、

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