2011年5月8日日曜日

マイ・フェバリット・アーティスト第三回 サイモン&ガーファンクル

久々のマイフェバリットアーティスト特集第三回、今回はサイモン&ガーファンクル、昨年もたしか再結成して日本に来日した。ワールドツアーは今回が最後かもという話だった。

サイモン&ガーファンクルを聞いたのは中学の頃、前にも書いたと思うがこの頃自分の唯一の情報源はラジオだった。おそまつながら中一くらいか、この頃はビートルズとサイモン&ガーファンクルの区別が付かなくてなんか良い曲だなーという感じで時々流れるのを楽しみにしていた。

その頃好きになったのが”コンドルは飛んでいく”だった、サウンドオブサイレンスはちょっと後から知ったかなー、あと”冬の散歩道”は好きだったなー、ちなみにこの曲のイントロは12弦ギターなのだがずーっとエレキギターと思っていた。

”スカボローフェアー”は知っていたがこれもサイモン&ガーファンクルだと知ったのは後からだった、あのギターのイントロから導かれる透明な雰囲気は今でも大好きだ。ちなみにこのスカボローフェアーなんでもイギリスあたりの民謡がベースになっているらしくオリジナル論争で裁判沙汰になっている。

オープンチューニングにDADGAD(ダドガド)チューニングと言うのがある。日本ではポピュラーにしちゃったのが押尾コータローだ、その前にマイケルヘッジズがこれでかなり脚光を浴びた、このチューニングの出所はイギリスの民謡にあるという、このちょっと牧歌適な響き(音階)がイギリスにはあったようで、これをベースにしたのがバードヤンシュやジョンレンボーンがいた”ペンタングル”だ

バードヤンシュは若い頃から知っていたがペンタングルいざ聞いてみるとなかなか面白いというかその不思議な響きに惹かれていたのだが、ポピュラーではないどちらかといえばちょっとくらーい感じで、とっつきにくい感じはあった。

ちなみにバードヤンシュ繋がりでレッドツェッペリン、そしてポールサイモンと繋がる、ジミーペイジはバードと親交があり、ポールサイモンは売れないときイギリスに渡ってそこで親交があったそうだ。音楽のジャンルは違うが同じルーツがあるのには驚きだ。

そんな中でアコギの大定番”アンジー”がある、サウンドオブサイレンスに収録されているアコギのインストだ、作曲はデイビーグレアム、(昨年亡くなった)この曲を日本で始めてコピーしたのがあの石川鷹彦巨匠だ、ソロアルバムワーズ3.5に収録してある。

アルフィーの坂崎幸之助も得意としていて石川鷹彦とコラボのアンジーはユーチューブで見たがいやーなかなか凄い、ちなみに若い頃唯一アコギインストでマスターした曲でもある。

話は戻るがポールサイモンもイギリスに渡っていた頃いろんなアコギの技を習得したらしい、サイモン&ガーファンクルといえば曲もさることながらポールサイモンのギターは当時はそうとう飛んでいた。(リードしていた)

ポールのギターといえば結構スリーフィンガーが多いのだがアメリカ系のいわゆるスリーフィンガーというより日本のフォークに近い、というより日本のフォークが盛り上がる頃にポールのギターをお手本にしたというのが正しいだろう。キャッシーの唄や4月になれば彼女は、Zoo、早く家に帰りたいの頭の部分などスリーフィンガーをちりばめたアレンジは多くの人に影響を与えている。
ポールサイモンが使っているギターは結構いろいろ弾いているが初期の頃はギルドをよく見かけたなー、

ポールサイモンと言う人すごいセンスの持ち主でイギリスのあの雰囲気をも取り込みつつ、ロック的センスも抜群でミセスロビンソンあたりの感じとか前に書いた冬の散歩道のイントロはまさにエレキギター、アメリカそしてザ・ボクサーはとってもアメリカを象徴している、明日に書ける橋はまさにガーファンクルのあの声が無ければ出来なかったろうし、果ては南米のフォークローレまで取り込んでいる。

サイモン&ガーファンクルのレコードはほぼ全部持っている。唯一ポールサイモンがイギリスに渡ったころ出したと言うソロアルバムがあるのだがこれがなかなか今では手に入らない、最近はユーチューブでいろいろ出ているのだがその中でアンジーを弾いているのがあった、兄弟がいるのかポールとそっくりな人とのコラボだ、あと同じくモノクロだがスタジオ収録だろうか初期の頃のサイモン&ガーファンクル、ちなみにレンタルで初期のライブ版が出ていたがこれもとっても良かった、ライブと言えばビッグになった頃のセントラルパークでのライブは有名だが自分としては初期のモノクロのこのアコースティックライブはとっても好きだ。

ユーチューブといえばペンタングルの映像は結構残っていてとっても新鮮に思えた、ジミーペイジーがブラックマウンテンサイドというこれまたアコギのインストをギブソンのJ-200で弾いている(相当に映像は厳しいが)のがあったりして感激ものだ、いい時代になったものだ、

ポールのことばかり書いた感じだがサイモン&ガーファンクルはこの二人だからこそ出来たのだ、ガーファンクルの透き通るようなハイトーンと絡むともうそこは別世界、アメリカの出だしの二人のハミングとギターがストロークしながらのイントロ、簡単だが絶対あの雰囲気は出せない、あの二人だから出来るのだろう。

ここらへんでもう一度サイモン&ガーファンクルのCD引っ張り出して聞こうかな。

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Ibanez  AE325-LGS