2011年5月15日日曜日

九死に一生

NHKで今回の津波の特集があった。釜石だったろうか、津波が押し寄せてくる映像に映っている人が九死に一生を得て助かった人を取り上げていた。ホンとよく助かったものだ、凄い映像だった。

この特集によると前に書いたように今回の大津波、普通では説明が付かないそうだ。単にプレートのすべりだけで計算すると3mくらいしかならないそうだ。今回の記録では第一波は3mくらいだったが第二波が急激に盛り上がって10mくらいになっている。これは前回書いたプレートとプレートの間の堆積物に断層が走っていて本震につられてこの断層が急激に盛り上がったことで大津波が発生したらしいとの事、

もう一つ仙台平野沿岸に押し寄せた津波が田畑をなぎ倒しながら押し寄せる映像が上空から映し出されていたが、実際にいた人の話では建物があるところは津波が全く見えず、なにか遠くでバリバリと音と土煙が見えたが津波とは全く想像できなかったということだった。

ある小学校では最初3階に非難していたが津波が来ないので体育館に降りて集まっていたら津波が来たと、あわてて又上に避難して何とか生き延びたという話だった。このあたりは高い建物が無く高速道路が通っているところまで行かないと高いところがないというので高速道路に殺到、一部工事中かなにかで高速に入れないところがあり、入り口は渋滞、車を捨てて高速に這い上がる光景があった。

ユーチューブでも新たに津波のがアップされていた、とある港の映像などはまさに第一波で港は冠水したものの堤防は越えていないが第二波で一気に堤防も越えてしまう映像があった。よく撮ったもんだなー、中にはドライブレコーダーだろうか、津波が押し寄せて車が津波に巻き込まれ水の中へ、その後浮いて終わっていた。

浜岡原発が運転を停止した。福島原発の後現在の日本の原発の状況を取材した番組を見て、東海地震が叫ばれているこんなとこにも作っていたのかと、驚いたのだがさすがにここは停止の追い込まれた。さらに昨日は福島原発の1号機はやはり炉心溶融(メルトダウン)が起こっていたことが判明、とりあえず冷やされているとの事だが大量の水が何処に行ったのか?しかし冷やすと言う行為を水が鍵だったとは、びっくりだ、水こそがあの核融合さえも制御してしまうのだなーびっくりだ、水って凄い、

阪神大震災のニュースを録画したビデオがある。久々に引っ張り出して見た。あの時も本当に凄かったのだが、今回の震災は凄すぎる、ビデオではCMとかローカルのニュースも映っているのだがCMは普通に流れていたし、イベント中止なんてのも無かったようだ、このとき言われた自衛隊の出動が遅れたことや、緊急車両や救援物資の輸送が一般の車との渋滞で遅れたりしたことが問題になったが、このあたりは今回の震災にはさすがに教訓が生きたようだ。

当時の首相は村山総理、3日目には被災地に入っている。が今回の菅首相のような(被災地でのやりとり)は無かったようだ、が阪神大震災では政府がどうのというニュースが非常に少なかった、というより、天災は地方自治体が主となって動くのがというのがあったようで政府が出てくるのはその後的な場合が多かったようだ、その為全然政府は準備が出来ておらず対応がかなり遅れたという経緯があった。

それにしても原発、制御が取れない状況にある。未だ人類は原子力に対してあまりにも知らなさ過ぎるのかもしれない、核反応という無限に近いエネルギーを知りえた人類は見切り発車したのかもしれない、

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