2011年9月22日木曜日

台風15号縦断

台風15号が静岡県浜松に上陸、関東を縦断した。首都圏を暴風域に巻き込んでいった。東京の八王子でも42mの最大瞬間風速を記録、都心でも35mほど吹いたらしい。被害は広範囲に及んでいる。

首都圏の交通はマヒ、台風が昼過ぎ上陸して夕方通過したこともあり震災時に続き帰宅が出来ない状態となった。

この台風前半は夏台風で沖縄沖でほぼ停滞、このあたりでぐるっと一回転、徐々に北上、北上しだしたら偏西風に乗り秋台風になる。駆け足で日本を縦断した。

台風が日本の南にいる間も湿った空気が大量に入り込み秋雨前線を刺激、各地で大雨を降らす。名古屋では川が氾濫の恐れありということでなんと100万人に避難勧告が出された。これは人口の半分なんだそうだ。しかし実際避難したのは5000人ほどであったそうで、実際100万人も収容できる避難場所はなかっというが…

この台風非常に奇妙なことが起こっている、沖縄付近にいるころの中心気圧は985hpa、衛星画像でもぼやーっと雲が発生している程度、奄美大島付近では970hpaに発達、ここにきてなんと発達しだしたのだ、そして北西に進路を取り速度が増した頃(紀伊半島南くらいか)にはなんと940hpaまで強くなり、非常に強い台風に成長したのだ。一日で30hpaも下がった。衛星画像もこのころ目がはっきり映っていた。更新を見ながらどういうこと?って思った。

940hpaってな中心気圧は台風最盛期のフィリッピン沖とかマリアナ付近とかでよく聞く気圧。だいたい日本に近づくころは徐々に弱っていくのが通例だ。

このことあまり報道は伝えてないが例の森田正光氏はコメントしていてた。それによるとまず970hpaってのは海上なので衛星画像から予測するそうで誤差があったのではというのが一つ、もう一つは黒潮に乗ったということ、このころの海水温は27度と高い、この範囲が25度以上だと台風が発達するか維持するらしい、そうはいっても台風の風で海水はかきまぜられて深いところの冷たい海水が上昇してくるためそれほど発達などしないそうだ。

奄美大島付近から東進しだしたころはちょうど黒潮の流れと同じ進路、黒潮は深いところも結構あったかいそうだ。しかし自分にも記憶がないが森田正光氏もこういう経験はないそうだ。

そーいえばめったに来ないニューヨークまでハリケーンが来てニューヨークで混乱したのは先月の話、そんなのを考えるとやっぱり温暖化が影響してるんじゃないのか?地球温暖化の影響の一つとして猛烈な台風が日本を襲うなんてのを聞いたことがあるが今回のような台風のパターンがあるとしたらそうとうに現実味を帯びてくる。超大型の台風が日本のすぐ近くで猛烈に発達し上陸なんてことが…困ったものだ、

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