2012年8月26日日曜日

Doobie42 なにこれ?その3

マーチンの代名詞にD-28という型番がある、D-28徹底研究なんていう研究家のサイトは有名だ、最近マーチンD-18&D-28という本を買った、


それほどまでに有名なD-28だがレギュラーの新しいD-28って試奏したことあるがそれほどピンと来なかった、HD-28Vという人気のがあるがこれはなかなかいいんだが自分の傾向とはちょっと違うような、

最近弾いたD-28マーキスは良かったなー、トップはアディロンだ、新しいがとても良く鳴る、傾向はD-18GEと非常に似ていた、でも本当に凄いっていうかD-28って出会ったことないなー、いわゆる70年代以前のバックがハカランダでノンスキャラップのD-28だ、どんな音するんだろう

D-18 他と違うのが18シリーズはバック&サイドがマホガニーだ、マホガニーは柔い素材らしい、家具でもよく用いられると言う、マーチンの中では一番シンプルだ、それゆえ一番マーチンらしいという人も多い、自分もD-18GEとOM-18Vを所有しているが、確かに18シリーズってもっともマーチンらしいなとは思う、

マホガニー自体はギターのサイド&バックで良く用いられるのだがギブソンンあたりも良く用いられる、けど同じマホガニーでもギブソンのJ-45あたりとD-18あたりはまるっきり音が違うけどなー、どこが違うんだろう?このマホガニーも近年良質なものが少なくなっていると言う、
Gbson J-45


ギターひき逃げ記というサイトを書いている人がいる、試奏専門と言うか楽器店での試奏なんだが、これが半端じゃない、クラッシックギターからマーチン、その他もろもろ、凄い、おまけにその表現、音なんで言葉にすると難しいのだが、例え方が面白くて、しかも的を得ている感じ

D-18GEのトップ裏に社長のサインがあるってのもこれで知った。

アディロンの音をみゅーいんとか猫なで声っていう表現を使っている、実際GE弾いてみてそんな感じだ、ちょっと粘っこいというかストレートに出ない感じはたしかにこんな感じだ、

Doobie42はトップがシトカスプルースではなくイングルマンスプルース、(力木はシトカらしい)イングルマンスプルースってあまり聞かない、

○イングルマンスプルース(カナダの南部や北米ロッキー山脈近辺)
イングルマンスプルースは軽いのに強度がある木で、通常白色です。イングルマンスプルースはホワイト・スプルースとも呼ばれ、柔らい音がするトップ材です。レスポンスがいいので軽いタッチのフィンガーピッキングなどに力を発揮するトップ素材がイングルマンスプルースですね。シダーを使ったアコースティックギターにも音のイメージが近くなります。
ととあるサイトにあったふーん?シグネチャーならではの選別かなー、
マーチンギターって例のごとくかつては田舎ではあまりなかったのだがいまやこの田舎の楽器店でも2本から3本くらいは置いてある、自分が若い頃はプロが使っている楽器、しかも生産本数も少ない、少ないけれど年月が経つうちには本数も増える、ましてマーチンと言う会社2000年代くらいからは生産本数がやたら増えている、

ただマーチンもロープライスとか新しい素材とかのギターもかなり手がけていて合板を使ったギターも販売している、バックパッカーと言う携帯に便利なギターも結構売れているらしい、そのすべてにシリアルナンバーが入っているのでどのあたりが増えているのかはよくわからない、
Martin DM トップスプルース、サイド&バックマホガニー合板
合板仕様だがしっかりマーチンの音はすると言う


しかしこういう田舎でも楽器店に3,4本必ず置いてあるんだから確かに増えているみたいだ、まあ質が落ちたと言う感じは無いが、質が落ちればマーチンにとっては致命的になってしまうからなー、

それだけアマに手に届くところにマーチンは来ているともいえる、だからDoobieなんてレアなのもがこの田舎にあったりもするんだろう、ただマーチンってやはりすぐに弾けるものでもなさそう、かつて押尾コータローが高校のとき師の中川イサトにマーチンが欲しいと言ったらお前にはまだ早いと言われたそうだ、なんかわかる気もする、

Martinを本気で鳴らそうと思ったらそれなりテクが必要かなーというのは実際弾いてみて感じるなー,ストローク中心のボーカルものとかやる人、とりわけバンドものとなるとギブソン系とかが合うかもなー、ルックスもいいし

最近のマーチンは鳴らないとよく言われるがマーチンフリークのサイトでは鳴らないと言うよりアマが鳴らせられないと言ったほうが正しいのではということを書いてあった、たしかになー、自分みたいなのが鳴らないと言ってもそんだけ言うテク持ってるの?というわけだ、

改めてOM-18V D-18GE Doobie42と弾き比べているのだが、GEとDoobie 録音してみた、何度も聞きなおしてみたが、当たり前だがよく似ている、ブラインドテストしたら多分普通に聞く分にはあんまりわからないかも

GEの方がやはりレンジが広いと言うかとりわけ低音部に特徴があるみたいだ、力強い音とでも言おうか、ストロークとかがとても気持ちがいい、

一方Doobie は高域がとても綺麗だ、前にも書いたとおりシャランー系と言う感じだ、だからと言って低音が出てないわけではない、よくよく弾いてみるとこれがローズとマホの違いかなーというのもわかってきた、マホガニーは基本レンジ的にはローズほどは無いようだ、ローズの音ってのは中音というより高低ともに伸びているがどこかに固まりがあるという感じではないようだ、

マホガニーは基本レンジが中音中心になるようであと特徴的なのが高音がなんというかなーほっこり感とでもいうかそんな感じだ、GEに至ってはやはりアディロンが手伝ってこれに力づよさが加わると言う感じだなー
 
こうしてみると店で試奏程度ではなかなかわからないものだなー、弾きこんでみてやっとわかると言う感じ、いちむらまさきの本で気になるギターは買ってみなけりゃわからない、これも自分への投資なんて書いてあったが、そりゃ買える元がありゃ買っちゃうけどねーとは思ってしまうが、たしかに買ってみなけりゃわからないようだ、
 
 


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Ibanez  AE325-LGS