2012年8月5日日曜日

沖仁コンサートに行ってきた。

沖仁、フラメンコギタリスト、2010年スペインの国際的フラメンコギターコンクールで優勝の快挙を遂げた人だ、同月情熱大陸で取り上げられてブレイクしたそうだ。

その沖仁コンサートがあるってんで行ってみたのだが、やっぱスゲー!最初からぶっ飛ばしだ、フラメンコと言えば一般的にはあの情熱的な踊りを連想すると思われるがやっぱり情熱的だ、

おりしも前日BSNHKで旅の力という番組で沖仁が放映、これによるとフラメンコと言うのはスペイン人発祥ではなくインド系移民が始めたものだそうだ、移民と言うことで迫害された、その嘆きがフラメンコとなったと言う。

旅の話は単なるスペイン紀行ではなく、なんでもスペインでも国宝的歌い手(カンテと言うそうだ)の前でギターを弾くと言う目標を持っての旅、その歌い手がとにかく堅物者で一緒に奏でてくれるかどうかという旅、

沖仁は21歳の時に単身スペインに渡り武者修行、このあたりから振り返りながらの旅となる。結果はこの国民的歌い手と奏でることになったのだが、結局途中でやめだ、やめだと言われ、さっさとこの歌い手、帰ってしまった、

コンサートに戻るが、ステージにはPAとかモニターとか何本かマイクがセッティング、エフェクターらしきものもなんか置いてある。いざステージ始まるとフラメンコギターにはコンデンサーマイクらしきものがセッティングしてある、初めて見たがこういうのもあるのか。

テクは文句なしに凄い、それにしても最近のアコースティックギターの手法にタッピングとかラスケアードとか凄く多いがだいたいフラメンコから来ている。

あんなに叩いたりそれにピッキングも凄く強いのだが、ギター良く持つなーと思ってしまう。ところで叩くところってよくわからない、スゲーもんだ、

フラメンコと言えば興味を持ったのはあのアルディメオラとの共演、地中海の舞踏だ、パコ・デ・ルシアだ、この人もスペインでは国宝的なギタリストらしい

ステージは結構MCもあって面白かった、例の番組も昨日見た人手を挙げてなんて言っていた、結構上がっていた、中にはワンポイントフラメンコギター教室なんてのもあった

途中からもう一人ギタリストが加わりデュオ構成で進む。ギターのPAはギターにセットされたコンデンサーマイクらしい、これどうなってるのかなー、

このステージを見る限りクラッシックギターほどがちがちに型にはまった感じではない、姿勢もいろいろ変わったし、熱が入ると座ってはいるものの動き回る、最後にはギターひっくり返して叩いていた。

中ほどに還暦を迎えたと言う両親に捧げる歌ってのがあった、両親が還暦?自身は37歳、自分の歳と比べると…、還暦の方が近いなー

会場もだんだん乗ってきて、フラメンコと言えばあの手拍子、そして掛け声、最後は大乗りで終わった、ところで最近コンサートに行くとミュージシャン、この地域はどうやら最初あまり乗りが良くなくて大丈夫かなという感じらしいが、最後は結構ノリノリになってというパターンが多いらしい、

それにしてもこの人チャレンジャーだなーと思う、21歳で単身スペインへ、学校があるわけではない、フラメンコって民族音楽、いわば民謡を外国人が習得に来たようなものだ、昨日放映された番組でも、堅物者の国民的歌手相手に決闘を挑んだようなものだ、相手からすればどこぞの異国の小僧がなにをしに来た?というようなものだろう

しかし後で本人に℡、やはりテクニックは非の打ちどころがないと言うところは認めていた、日本に行ったら共演したいと、

ロンドンでは熱い戦いが展開中だが、こちらも熱い(暑い)コンサートだったなー、




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