2013年3月12日火曜日

震災から2年…

東日本大震災から2年が経過した、NHKで福島原発の特集があっていた、震災当日の福島原発の状況再現、これを見ていたら本当にこの2年、問題はなにも解決していないように思える。

震災直後自動停止、その後10mを超える大津波が襲来、直後停電、なんとすべての電源が喪失、このままでは冷却が出来ない、

原子炉毎に緊急冷却方法が違う。1号機はイソコンと呼ばれる電源が喪失しても冷却できる装置があった、しかしなんということか数十年このイソコンを稼動させたことが無いという。

電源が喪失していたため動いているかどうかもわからない状態、イソコンの排気口にもやもやと蒸気が漂っている。動いているんじゃないかという見解、実はイソコンが稼動するともうもうと蒸気がでるそうで、そのことを誰も知らなかった、

別の原子炉では消防車から水を注水できる可能性が、消防車と配管を繋いで注水、注水できていると思っていたらなんとほとんど出来ていない、

後でわかったのが配管は一部復水機に繋がっていて原子炉が圧力が高い為原子炉には水が行かず復水機に溜まっていた、

現場はパニック状態だ、時間の経過とともに電源が復旧しない状態での冷却手段が全く無い、ただただ焦りだけが経過していく。そんな中遂に水素爆発が発生、

こうしてみるとこんな状態で安全神話が作られていたと思うとびっくりを通り越して開いた口がふさがらない状態だ、こんな状態で安全神話は作られていたのだ、

要は総電源喪失状態など想定していなかったことに一番の問題がある。総電源喪失などあるはずが無い、想定外だった、原発で想定外があっていいのか?

結局冷却のため自衛隊のヘリで水を散布するがうまくいかない、一番効果があったのは通称キリンと呼ばれるコンクリートを流し込む長身の重機、とにかく東電だけでは全く対処できなかった。

今原発はとりあえず電源喪失時でも対処する準備、訓練をやっているというが、実際に起こったらほとんど機能できないのではないだろうか、同じことが起こるかもしれないし、全く違う事態が発生するかもしれない、こういう非常時は事はスムーズに行かないのが常だ、

さらには使用済み核燃料の問題、福島原発の汚染水も溜まる一方、どう考えても解決しなければ、しかし現状では極めて難しい問題が山積みだ、人類はこの難問を未来においては解決するのだろうか?

震災から二年、数多くの動画を振り返ってみた、東日本震災、ちょうど昼間に起こったこともあって、多くの動画が撮られていた、今は携帯でも動画が撮れる時代、さらにはユーチューブなんてのも手伝って本当に数多くの動画が撮られた、中にはドライブレコーダーで流される車の中から撮影されたものもあった、

さすがに動画になると実にリアルだ、当事者としては振り返りたくないシーンではあるだろうが、後世に伝えるという意味ではこれだけ現実味を感じるメディアは無いだろう。

今地震が起こったら、シミュレーションすることが大切だと誰かが言っていた、なかなか難しいが確かにこれは極めて有効かなーと思うところだ、今地震が起こったら家具が天井が、携帯は、地面は、人々は?そこからじゃどうすればいい?と発展させていく、そんな地震シュミレーション、最近はバーチャル世界が随分と進んでいるが地震バーチャルシュミレーションソフトとかでてきてもよさそうなんだがなー

さすがに動画となると違うもんだなー、

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