2012年3月29日木曜日

もう少しだった

前書いたことのあるNHK高校講座、久々に前の録画したのを見ていたら、地震についての項で興味深いものを発見した。

地震の痕跡をたどる項目だったのだが、場所は北海道の根室付近、このあたりは十勝沖地震、根室沖地震と地震の多い地帯、いわゆるプレートの沈み込みによる巨大地震が発生しやすい場所だ、

このあたりの古い文献に江戸時代に起こった地震と津波の記述があると言う、記述ではこれが一番古いのだそうだ、

さらに湿地帯をボーリングしてみると泥炭層と海の砂の層が定期的に表れると言う、この海の砂の層というのが津波の痕跡だ、

江戸時代の記述では寺の前が一面海になってしまったと書いてあるそうだが、このボーリングしたところはさらに内陸のところで江戸時代の津波ではボーリングしたところまでは津波は来ていなかったと言うことになる、

ということはこの海砂の層はかなり大きな津波だったと言うことだそうで、これが定期的というのはほぼ500年周期でこの層が現れているそうだ、

十勝沖地震とかこのあたりの海溝型地震はマグニチュード7~8クラスのが50年間隔くらいで発生しているそうだ、さらにはこのボーリング調査で500年に一回くらい大津波が発生していると言う事実がわかっている、

ちなみにこの高校講座、2006年ころのものである、同じことは東日本大地震の津波も同じことが報道されているのを見たことがある。仙台だったかこのあたりの地層を調べている学者がやはりボーリング調査で津波の痕跡があることを調べていた、

それによると東北では800~1000年周期で大津波が押し寄せていたらしいと言う事実である。学者は知っていたのだ、

残念ながら誰もこの事実を今に受け止めたものはいなかったと言うことだ、もう少しこの事実が例えば学会で危ないぞと提唱していればという想いもあるが、人間の一生を考えると800年~1000年のことを今として考えるのはなかなか難しい、しかし残念なことだ、

あの地震以降東京で震度7クラスの地震が発生する恐れがあると言っているが、だからどうするのだ?明日確実に起こると言えば大騒ぎするだろうが、可能性がある、恐れがあるだけでは、人々はどれだけ備えるのか?

家具を固定したり、避難準備用品を備えたりとか、財がある人は地震保険に入ったり、地盤が危なければそこから移転なんてことも考えられるがなかなかそこまではいかないだろう、

まあ地震自体は阪神大震災以降かなり叫ばれているのでここ地元でもここ数年は学校関係が随分耐震改装をやっていたようだが、自分はなにかしたかというとなにもやってないなー、

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