2012年4月20日金曜日

先日の爆弾低気圧から

4月4日だったか全国的に大風が吹き荒れた爆弾低気圧。これに関して

低気圧の中心気圧は、2日午後9時からの24時間で42ヘクト・パスカルも低下。24ヘクト・パスカル以上低下する「爆弾低気圧」となった。気象研は、低気圧が上空の気圧の谷と重なったのと同時に、水蒸気を含む暖気が流入、低気圧を発達させるエネルギーが供給されたためとみている。

全国に暴風雨をもたらした「爆弾低気圧」の成因について、気象庁気象研究所は6日、対流圏とより上部の成層圏の境目(対流圏界面)がくぼみ、その境目に沿い気流が上昇したことで、きれいな渦を巻く台風に似た構造になったとする分析結果を公表した

一般的に気象の変化が起こるのは対流圏までで、対流圏界面はいわば気象現象の「天井」となる。気象研によると、地球規模の大気の蛇行に伴い、対流圏界面が通常の高度1万メートル付近から5500メートル付近まで下降。これが低気圧の西側に位置したため、くぼみの下部から界面に沿って気流が上昇する形となった。

 また対流圏界面が降下した影響で、気圧の谷が日本海上でも列島の近くに入り込み、東シナ海の暖かく湿った空気(暖湿流)が対馬海峡を通って気圧の谷へ流入。暖湿流の水蒸気が上昇して凝結する際に放出された熱で、低気圧付近の上昇気流が一層強められた。

 非常に強まった低気圧は周辺の寒気を巻き込んで真ん中に暖気が取り残され(暖気核)、きれいな渦を形成。通常は台風から温帯低気圧に変化するが、今回はその逆となった。

 爆弾低気圧の中心気圧は2日午後9時の1006ヘクトパスカルから24時間で42ヘクトパスカルも低下。気象研によると、日本海でここまで急速に発達した低気圧は95年11月以来だという。

(新聞記事より)

とまあわかったようなわからないようなことを書いてあった、毎度の森田正光氏によると台風は熱帯のあったかい空気の上でのみ発生する、一方温帯低気圧は暖気と寒気のせめぎ合いで発生する。まったく性格が違うものだと言う。

アメリカなど普通の天気での低気圧の扱いとハリケーンの扱いが別になっているそうだ。ところが今回の低気圧、最初は普通の低気圧だったが、その後の発達経緯を見ていると普通の温帯低気圧では説明がつかない発達振りで台風と温帯低気圧の間になるというか、新しいカテゴリーが必要じゃないかということだった、

春にこれだけ発達したのは過去に例がないと言う、ただ台風と決定的に違うのは台風は中心付近に近づけば近づくほど風が強くなるが、今回の低気圧は直径が2000kmほぼ全域風が強かった、おかげでこの時期の最大風速の記録が日本各地でことごとく更新された。

いづれにせよ考えられるのは今冬の寒気は強くて長かった、桜の開花も大幅に遅れたりしている、そこへ暖気がもうがまんならんと北へ進出、一気に発達したと思われる。

前に書いたが今冬の寒気団、これは本来もうちょっと高緯度に吹いているジェット気流が今年は下ってきている、その谷間に日本が入ってこの冬をもたらしたという説がある、なにも世界全体が寒かったわけではないそうで、温暖化が停滞ということではないそうだ。

全体の気温はやっぱり上がっていて、その証拠に南に生息している昆虫や動物がどんどん北上している。なんでもいのししもここんとこ随分北上していて最近は秋田にもいるそうだ。

最近の地元でもヒョウモンタコという10cm程度の小さい豹柄のたこが見つかったそうで、これもだいたいこのあたりよりずっと南に生息しているものらしい。このたこ10cmといえどなんとフグと同じ毒を持っているそうで、かまれると呼吸困難など起こすそうだ。

南の方の生き物ってウミヘビとかさそりとかなんかこわいのが多いな、そんなんがどんどん範囲を広めてくるって困ったもんだ、

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