2012年4月15日日曜日

タイタニック3Dを見た。

あのタイタニックが3D化されて上映と聞いて、BSで見たばっかりだったが、久々に映画館というところに見に行った。

映画館って最後に行ったのはいつだったろう、覚えてないが多分30年近く行ってない、ましてシネコンと呼ばれてからも行ってないし、3Dも初めてである。

自分は目が弱いせいか映画って2時間集中してみてるとえらく疲れる。テレビはなんとなくぼやーっと見てるのでいいんだが、映画となるとどうしても集中してしまって2時間もするとなんかぐったりするせいかあまり見ない、

そんなもんだから時々見たいのがあってもビデオやDVD
でちゃちゃっと見たりなんてのもあって映画館ってほんと疎遠になっていた、学生の頃は話題の映画なんぞ立ち見で一回だけだとストーリーとかよくわかんなかったりするから最低二回は見たりなどはまって見に行ったもんだが、

それからすると今はシネコンの時代、席はゆったりしてるしネットで座席指定もできる、それにやっぱりあのスクリーンと音の迫力はいいな、

そして肝心の3Dだが、タイタニックは97年なのでまだ3Dが無い時代、3D化というわけだがよくできていた。しかーしこの3Dメガネ、やっぱり問題だ、自分はメガネをかけているがやっぱりメガネにメガネは駄目だ、最初どうやって見ようかと迷った、なんとかひっかかってずれなくて見れたが、ちょっと上の方をひっかけるだけくらいのメガネ着用者用3Dメガネって作れないもんかなー?このあたり声はないんだろうか?3Dとか言い出して久しいが…

予告編にスパイダーマンのがあったのだが3Dはやはりこういう映画にはうってつけだ、ビルから落っこちるシーンなんぞおおって感じで臨場感凄い、ところで3Dも始まって30分もすると違和感が無くなる。慣れって恐ろしい、でもやっぱり疲れるかなー、

タイタニックは3D化されたものだ、なんでも加工には手作業で気の遠くなるようなことやったらしい、さすがに後半の沈没シーンは2Dでも迫力があったがさらに3D化でこれだけでも見る価値はあったなー、

ところでタイタニック、見に行ったのが2012年4月14日、タイタニックが沈没した日は1912年4月14日だ、今年で100年ってのは知ってたが、14日ってのは知らなかった、ちょうど100年目のこの日に見に行ったことになった。

先週NHKBSでタイタニックのことがあった、映画でちょっと不思議だと思っていたのが沈没寸前まで電気がついていたこと、これは事実なのだそうだ、ボイラー室及び機関室の乗務員はほとんど亡くなっている。蒸気機関は船底にある。タイタニックは蒸気船でなんと26基もボイラーがあったそうだが浸水で一番やばかったのが海水が蒸気機関に接触して水蒸気爆発を起こすこと、このため機関長はこれを食い止めるためにボイラー室にとどまるように指示、但し残るか逃げるかは個人の自由としたそうだ、そして誰も逃げる者はいなかったと言う、さらに電気、真っ暗になったらパニックになると言うので沈没直前まで発電したそうだ。

映画でも登場したのが一等客室と三等客室の待遇の差だ、なんでもこの頃は格差社会が激しく三等客室なんぞほとんど詰め込み部屋だったそうだ、それからするとタイタニックは三等客室でも個人にベッドがあって洗面所もついていたというから当時としてはこのあたりもまだかなりましだったらしい、但し三等客室から一等客室には鍵が掛かっていて通行できなかった、

一等客室の生存率は60%以上、三等客室の生存率は4/1だった、二等客室に唯一の日本人がいた、前にも書いたと思うがYMOとかで有名な細野晴臣のおじいさんだ、史記を残していて当時の混乱した状況がリアルに記録してある。最初は英語で後から日本語でびっしり書いてある。
もう一つ三等客室で助かった当時18歳の青年の史記、番組はこの二枚を対比しながらの展開であった。

それにしてもこの海難事故、起こるべくして起こった事故と言う感じだ、見張り台が使う双眼鏡が手元にあったら、全速力を出していなかったらなど、一番の問題は乗客に見合ったボートが搭載されていなかったことだが、この頃の法はその必要はないとされていた。浮沈船タイタニックはもろくも処女航海で海底に消えていった。

このあたりってちょっと今回の原発事故にも似ている。絶対安全、その神話はもろくも崩れ去る、人の言う想定の範囲内というのは大自然の中では極めて狭い範囲のことなのだろう、

久々の映画館、面白かったがやっぱ疲れる、目もつかれたが2時間経って立ち上がったら腰もあたたた、ここにも老化が…悲し

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