2012年4月10日火曜日

メガクエイクⅡ

NHK特集、メガクエイクⅡを見た、その前に再放送で東北大震災以前に放映されたメガクエイクも再放送されていた。

それによると地震学者の無念が伺える、何故予知できなかったのか?地震の本格的研究は数十年、まだまだ始まったばかり、従って過去に起こった地震の分析から入っている、

今回の地震は800年から1000年に一回の大地震、数十年の分析ではとうてい予測できない、あの震災から各地でボーリングによる調査が行われた、結果は太平洋側の各地で数百年から数千年の割で大津波が襲った痕跡がたくさん出てきた、太平洋側のプレートの沈み込みによる大地震や大津波は繰り返している。

東北の学者の調べた地震の巣、これをアスペリティと呼ぶのだそうだ、ここは歪が溜まりやすく繰り返し地震が起こると言う。東北では数年毎にM7クラスの地震が起こっていたがアスペリティの場所が同じであった、従ってこのあたりで数年後までに起こる確率はかなり高いと予測していたのだが、その沖には地震がほとんど起こらない場所があった、

今回の地震は最初に起こったのはいつものアスペリティ、数分後その沖にある大きなアスペリティ(近年では地震が起こらないと思われていた地域)が地震を起こした、

今回の地震は最初の地震波そして次の地震波とやってきてずいぶん長い間揺れたらしい、

GPSの発達は随分研究に貢献している、1990年代後半この地域は随分西側に引きずられていたらしい、そこでこのあたりに大きな地震が発生するのではと学会に発表したそうなのだが2000年代後半この引きずり量が減って、地震の発生する可能性は少なくなったのではと考えていたそうだ、ところがこれは大地震の前兆だったのだと考えられている、

さらに怖いのはこの手の大地震、地球規模で周期があるらしく数千年周期で大地震の頻発している時期があるそうだ、実際スマトラ沖地震の後この地域では二度もM8以上の大地震が発生しているし、チリ沖でも発生している、

GPSから推測すると次に危ないのが南海沖地震、南海トラフと言われる地域だ、四国は随分北方向に引きずられているらしい、メディアにもこのあたりの大地震の懸念が騒がれている、この地域も東北と同じく数十年に一度M7クラスの地震が発生しているそうだが、近年では戦時中に起こった地震以降起こってないそうだ、

さらに東北、地震以降西に引きずられていた方向が一気に東に反転、この動きは徐々に収まり又西に動き出すかと思われていたが未だにこの地域東に引きずられているそうだ。これはどういうことなんだろう?

さらに房総半島沖、関東大震災をもたらした地域、そして北海道の十勝沖と危ないと言うが、これ見たら太平洋側全部危ないってことになるじゃないか、

メガクエイクⅡの②では津波を取り上げていたが、残念ながら津波のメカニズムってわかっているようで全然わかってないようだ、100回津波があれば100通りの津波パターンがあると言う、

いづれにせよ地下とか海底の見えないところでの話、なかなか解明は難しそうだ、しかも地震学は近年始まったばかりの研究、向かうのは数百年、数千年のスパンだ、それにしても南海トラフはかなりやばいなー

0 件のコメント:

コメントを投稿

Ibanez  AE325-LGS