2012年5月10日木曜日

Martin D-18GEその後

Martin D-18GE これをゲットして半年が過ぎた、残念ながら腱鞘炎でなかなか弾けない、ここで巷に書かれている評価、これ半端じゃない、全く評価通りである。もうこりゃびっくりだ、(GEは絶対ゲットしとくものですよとか、この音は絶妙ですとか、etc)まさにその通りだ。

この音、ほんとうに普通のD-18とはずいぶん違う、音量はあるし、Dレンジがばーっと広がった感じがする、前にも書いた通り他にOM-18Vを持っているのだが随分違う、OMも同じマホガニーだが違うもんだなー、OMでも随分このサイズで低音出るもんだなーと思っていたが、GEはさらに凄いぞ、

かといって全体のバランスがとてもいい、高音も出てくれるのでD-28にあるような低音側に引きずられることは無い、それに一音一音が随分太い、

前にD-28Vの試奏のことを書いたことがあるが、この個体はいい音だったが低音がちょっとブーミーであった。とあるサイトでD-28Vは良いギターだがコンディションが難しいらしく調整次第では非常によくなるそうだ。たから試奏のも調整次第では良くなるのかもしれないが、

D-18GEの最大の特徴はトップのアディロンダックスプルース、前にも書いたがアディロンダックスプルースはアメリカのアディロンダック地方でしか取れないスプルースだ。同じスプルースでこんなにも違うもんかなー、ギターまずは材だなー、とにかく鳴る。驚きだ。

今までピックを使うときはハードタイプを使っていたのだがぺらぺらのソフトのピックを使ってみた。そしたら今度は甘ーい音色でいわゆる鈴なりの音も出るのだ、この音も実に心地よくていつまでも弾いていたくなる。

ただ残念なことにちょっとネックに難がある。ほんの弱い逆反りしてるんじゃないかと思うのだが3フレットあたりにカポを付けると低音側がひびる。それと高音は倍音成分が多いせいだろうか、強く弾くとちょっと嫌味な高音域が発生するときがある。微妙なところだが難しいところだ。

そーいえばOM-18VにLRバックスのM1ピックアップを付けていたのだが最近外した、M1の音がいまひとつ気になってた為なんだが外したらやはりトップが振動するらしく音が変わった、というより本来の音なんだろう。やはりピックアップを付けるとトップの振動をスポイルするらしい、痛しかゆしだなー、あとやっぱりピックアップの取り付け後がちょっと残ってしまう。残念、GEもライン化したいのだが、思案のしどころだ、

それにしてもGE、こんなギターあるもんだなー、この感触はかつてブログに書いた、とあるビンテージ000スタイルのギターを弾いたときの感触に似てるなーと思った、あの時の感動も忘れないがGEはそれに非常に近い気がする。

かつてD-45も試奏したことがあるが、新しいD-45よりは絶対いいと思う。そんなわけで最近は自然とGEに手が伸びてしまう日々だ、それにしてもGEをさらに上回るオーセンティック、どうなんだ?

Ibanez  AE325-LGS